ドラムトラックをサンプルやVSTiに差し替えられるインテリジェントなドラムリプレイスツール「Drum Replacer」
UVIから、録音されたドラムサウンドの差し替え&処理を行うユーティリティプラグイン「Drum Replacer」がリリース。6月30日まで記念価格で提供中だ。
「ドラム・リプレイサー」というジャンルのソフトウェアがスタンドアローン、プラグインとして各社からリリースされているが、UVIの製品はその名も「Drum Replacer」として登場。一般的なスタジオ作業で行われているドラムサウンドの差し替えを、洗練された高機能の音声解析とリアルタイムセパレーション技術により、これまでになく明快、簡潔、そしてスマートに完了させることをサポートする。
解析にはマシンラーニングベースの技術が使われ、ドラムレコーディングで発生した余分な音声を取り除き、ドラムをお気に入りのサンプルまたはVSTインストゥルメントに差し替える。既存のドラムに重ねたり、サブベースを加えることなども、このうえなくカンタンに行えるのも特徴だ。
ワークフローをもう少し詳しく見ていこう。まず、入力されたオーディオ信号をインテリジェントに解析して、エネルギーレベルに従って最大で5つの独立したコンポーネントに分割する。ここではスペクトラルモデルが作り出すことで非常に高精度の分離が可能。ゲインとベロシティの追従をリアルタイムに行い、ミキシングやリミックス作業に新境地をもたらす。そして選択された要素に対する検出回路が内部ホストしたサンプルまたはソフトウェア音源をトリガーする。最大8つまでのオーディオサンプルまたはソフトウェア音源を扱うことが可能だ。これらを同時、順番もしくはランダムにトリガーできるので、より自然なドラムサウンドが得られる。特定の音を抽出してサイドチェーンに使用するといったことも可能だ。
サウンドの設定もカンタン。内蔵ブラウザーを使って、目的のサンプルファイルや検出したプラグインを素早く見つけ、割り当てることができる(お気に入りタグづけにも対応)。サンプルファイルを扱う際は、AHD式のアップリチュードエンベロープ、フェードインアウト、±4オクターブのピッチコントロールで的確に調整できる。加えて、クリック1つでソース素材とのゲインとピッチのマッチングを行う機能も用意される。
「Drum Replacer」は、macOSとWindowsでプラットフォームで動作するすべてのメジャーDAWのプラグイン(VST/AU/AAX)として動作し、最新のiLokシステムにより、コンピューター/iLokキー問わず最大3つまでのデバイスに認証して同時使用が可能だ。
製品情報
発売記念価格:59米ドル/ユーロ(UVIストア価格)/ 6,600円(税込 国内UVIセールスパートナー価格) ※2020年6月30日まで
通常価格:99ドル/ユーロ(UVIストア価格)/ 11,000円(税込 国内UVIセールスパートナー価格)
発売日:2020年5月22日
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