Heavenstamp、2ndフルアルバム『天国印鑑を聴きなさい』リリース&ワンマンライブを経てネクストステージへ
5月10日に約5年ぶりとなる 2nd フルアルバム『天国印鑑を聴きなさい』をリリースしたHeavenstamp。そのアルバム発売記念ワンマンライブ<Listen to Heavenstamp>が6月16日に渋谷WWWにて行われた。
この日のライブでは新作アルバムを中心に新旧織り交ぜた21曲が披露された。バンドの持ち味である90's UKルーツのビート感のあるロックサウンドを軸に、ここ最近ではSuperflyのシングルに曲を提供するTomoya.S の作りだすメロディが会場に響く。フロントに立つSally#Cinnamonは紫色の羽織を纏い凛とした佇まいで伸びやかな歌声を響かせる。圧倒的な音楽の力を感じるスペシャルな空間が展開された。
Sally#Cinnamonは満員のオーディエンスを煽り、ギターを激しくかき鳴らしたかと思えばハンドマイクで華麗にステージを闊歩。曲によって表情を変えながら時に憂いを放ち時に叫びを放つ歌声は、益々鋭さと切なさを増した歌詞の熱量をしっかりと伝えていく。その圧倒的なパフォーマンスは、ここ数年バンドスタイルのみならずTomoya.Sとふたりだけのシンプルな編成でライブを重ねてきたことからも来るしなやかさと躍動感、自信から成っているものだろう。 Tomoa.S が奏でる轟音ギターは空間を支配し、アルバムでも演奏を依頼したことからぴったり息のあったサポートプレイヤーとともにクオリティの高いパフォーマンスが繰り広げられた。
彼らの真骨頂である、音楽だけで真正面から勝負するライブスタイルは、必要最低限のMCを挟んだ以外はただひたすらに楽曲のオンパレード。まさに曲で勝負していく意思表明であるかのように、続けざまに演奏がなされていく。オーディエンスもその音楽に反応し酔いしれ、終始手を挙げ、踊り、各々が自由に楽しむ様子が印象的であった。本編ラストにはアルバムのリード曲である「Around the World」が演奏され会場がひとつに。両手を挙げて涙を流す人、恍惚の表情を浮かべる人、、、音に浸るオーディエンスが全身で体感し大合唱している姿が圧巻であった。シンガロングする喜びに溢れる会場の一体感は、彼らが目指すライブでのひとつの到達点とも言える光景であった。
バンドは7月7日に名古屋CLUB UPSETでの同企画ワンマンライブ、7月17日に渋谷eggmanにて緑黄色社会とのツーマンライブを控えている。
リリース情報
2017年5月10日リリース TENGOKU-001 \2,500+税
01. 愛を込めて、ウェンデイ
02. Plastic Boy Plastic Girl
03. 夏の抜け殻
04. カフェモカ(Latifa)
05. 頬を染めたり
06. Dr.Moonlight
07. Around the World)
08. Monday Morning
09. ダークサイドへおいでよ
10. 春の嵐
ライブ・イベント情報
2017.07.07(Fri) at 名古屋CLUB UPSET
open: 18:00 / start: 19:00 adv: 3,500yen+1drink
■「Newiee 02」
2017.07.17(Mon) at 渋谷eggman
open: 18:00 / start: 18:30
adv: 3,000yen / door: 3,500yen + 1drink 出演:Heavenstamp、緑黄色社会
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