楽観主義者に投影する、アナセマのモダン・プログレッシヴ・ロック

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2015年に初来日を果たした英国モダン・プログレッシヴ・ロック、アナセマの11枚目のアルバム『ジ・オプティミスト』が6月9日に発売される。

◆アナセマ画像

2001年のアルバム『ア・ファイン・デイ・トゥ・エグジット』の世界観を継承する本作『ジ・オプティミスト』は、ダニエル・カヴァナー(ギター/ピアノ/ヴォーカル/ループ)が「半・自伝的」と呼ぶものだ。バンドはその人生と想いを“ジ・オプティミスト=楽観主義者”に投影しながら、新しい心象風景の旅へと赴く。2001年リリースのアルバム『A Fine Day To Exit』のジャケット写真をもとに構成され、“楽観主義者”の旅路を描いた作品になっている。


クールなプログラミングと熱いロックがコントラストを成す「リーヴィング・イット・ビハインド」から始まった“ジ・オプティミスト”の波乱に満ちた旅は、ピアノの調べからドラマチックに盛り上がる「ジ・オプティミスト」、ミニマル・メタルと呼ぶべき「サンフランシスコ」、夢とうつつの美しい境界線を跨ぐ「ゴースツ」などを経て、精神が拡散していく「バック・トゥ・ザ・スタート」で大団円を迎え、そして原点へと回帰していく。

よりライヴに近い形でレコーディングしたというオーガニックな演奏と、よりスピリチュアルな深みに歩を進めていく楽曲が、荘厳なまでの昂ぶりを生み出す。常に前進していく真のプログレッシヴ・ミュージックは、楽観主義の彩りと悲観主義の翳りを兼ね備えている。

Photo by Caroline Traitler


アナセマ『ジ・オプティミスト』

2017年6月9日 世界同時発売予定
【100セット通販限定CD+Blu-ray Audio+Tシャツ+サインカード】¥7,500+税
【初回限定盤CD+Blu-ray Audio】¥3,800+税
【通常盤CD】¥2,500+税
※日本語解説書封入
1.32.63N 117.14W
2.リーヴィング・イット・ビハインド
3.エンドレス・ウェイズ
4.ジ・オプティミスト
5.サンフランシスコ
6.スプリングフィールド
7.ゴースツ
8.キャント・レット・ゴー
9.クローズ・ユア・アイズ
10.ワイルドフィアーズ
11.バック・トゥ・ザ・スタート

【メンバー】
リー・ダグラス(ヴォーカル)
ジェイミー・カヴァナー(ベース)
ダニエル・カルドーゾ(ドラムス)
ジョン・ダグラス(ドラムス/プログラミング/キーボード)
ヴィンセント・カヴァナー(ヴォーカル/プログラミング/キーボード/ギター/ベース)
ダニエル・カヴァナー(ギター/ベース/キーボード/ヴォーカル)

◆アナセマ『ジ・オプティミスト』オフィシャルページ
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