【インタビュー】千歌繚乱出演バンド・XEPPET、V系シーンの新ジャンルになりたい

■歌と感情をひとつにしています
■隠している部分は何もないくらい

――ライブでは「エモーショナル・ヴィジュアル・ロック」をどう表現しているんですか？

祥淳：ヴィジュアル系バンドのステージってやっぱりどこかに“綺麗に見せよう”って部分があると思うんです。でも僕らは感情を吐き出すことをテーマにしているので、つらい曲を歌うときはつらい表情になるし、歌と感情をひとつにしていますね。隠している部分は何もないくらい。

MZK：楽器隊は声で表現できない分、ステージングに力を入れています。僕、激しく動きすぎてステージ終わった後に倒れちゃったりすることもあります（笑）。

XIN：基本的に全員シャイなんですけど、ステージに上がったらほんとに別人になるよね（笑）。やっぱり僕らは感情が生で伝わるライブが好きなんだなって思います。

▲MZK（Ba）

――既に1stシングル「Alone」のリリースも決定しているんですね。

祥淳：6月に発売なので今まさに制作期間中なんですが、これは「Raise A Flag」とは違い少し切ない感じの楽曲です。歌詞も寂しい中に希望がみえる、といったものになっています。

タクト：サウンド面は寂しげな部分と感情的な部分、それを表現するために緩急つけた構成になっています。

――それを持って6月6日（火）レコ発記念の主催イベント＜ALL“ALONE”＞が開催される予定ですね。

祥淳：自論ですが、人って絶対にどこかしらに孤独を抱えていると思っていて。その孤独な人間がそれぞれ何かをしようともがいている。バンドもそれは同じ。この日もそうやって孤独な人間たちが集まってひとつものを作り上げる日にしたいなという思いを込めて、＜ALL“ALONE”＞というイベントタイトルをつけました。

MZK：一緒に出演してもらうバンドもこのテーマにそって誘っていますし、イベント全体を通していい日になりますよ！

▲タクト（Dr）

――楽しみですね。2017年はどのように活動していく予定でしょうか？

XIN：僕らは始動したばかりなので、とにかく多くの人に知ってもらう一年にしていくつもりです。こういったインタビューもそうだし、ライブもそうだし、どんどんいろんな場に出ていきます。

タクト：僕らはヴィジュアル系バンドですが、もともと他のジャンルだったこともあるからいろんな音楽の要素を取り入れていて。だから偏見とか食わず嫌いとかなく、たくさんの人に僕たちの曲を聴いて欲しいです。

MZK：もともとヴィジュアル系が好きだっていう方には新しいものに見えると思うし、ロックバンドが好きな方にもハマると思うし。万能じゃん、俺ら（笑）！

祥淳：まぁ音楽ってもともとジャンルとかに縛られるものでもないし、いろんな方と一緒に音楽を楽しんでいけたらいいなと思います。曲を聴いたりライブに来てくれたりすれば、きっと僕らの言う「エモーショナル・ヴィジュアル・ロック」がどんなものかも感じてもらえるはず。＜千歌繚乱vol.11＞当日もみんなを驚かせる仕掛けを考えているので、XEPPETのライブに触れて欲しいです。

取材・文◎Yoko Hattori（BARKS）