ジョージ・マイケル、内緒で行なっていた慈善活動が次々と明らかに
ジョージ・マイケルの突然の死を惜しむ声が後を絶たないが、彼の才能や性格を称えるだけでなく、彼が生前行なっていた慈善活動について明かす人々が続々と現れた。ジョージはこれらの活動や寄付を内緒にしていて欲しいと伝えており、これまで知られることがなかった。
◆ジョージ・マイケル画像
チャリティ団体Childlineの創立者は、「長年に渡り、彼は並外れた最高に寛大な慈善家でした。Childlineに寄付をしてくださっていましたが、世間に公表することはありませんでした。ですから、チャリティ団体以外の人達は、彼がどれだけこの国の傷つきやすい子供たちを助けてきたか知ることはなかったのです。この数年で、彼は数百万ポンド(数億円)を寄付してくれました」と明かした。
また、ゲーム番組『Deal Or No Deal』の元エグゼクティブ・プロデューサーは、「出演者の女性が不妊治療を受けるため1万5,000ポンド(約216万円)が必要だと話していました。ジョージは翌日内緒で電話してきて、彼女に1万5,000ポンドを贈ったのです」との逸話を披露。
一般の人々からも「ジョージ・マイケルは匿名でホームレスのシェルターでボランティアをしていた。彼から誰にも言わないようにと頼まれていたので、言わなかった。それが彼だ」「彼はカフェで借金を苦に泣いている女性を見て、ウエイトレスに小切手を残していった。彼が去ってから彼女に渡すようにって」「彼は車で周り、ロンドン市内のホームレスに食事を配っていた」などという声も上がっている。
また、NHS(国民保険サービス)で働く看護師たちに感謝し、彼らにコンサート・チケットを贈り続けていたことも明かされた。
慈善活動ではないが――、90年代に3年間ほどジョージの家の隣に住んでいたことがあるが、彼はいつだって、待ち受けるファンからのサインや写真の求めに快く応じるだけでなく、1人1人と会話を交わす時間を持っていた。礼儀正しく、スターでありながら地に足がついた驕ることのない人だった。
Ako Suzuki