TAKURO、ソロアルバムの出来は「（自分がそのまま出過ぎてて）恥ずかしい」

TAKURO（GLAY）の1stソロアルバム『Journey without a map』のリリースを12月14日（水）に控え、前日の13日にGibson Brands Showroom TOKYOにてアルバムの試聴会イベントが行われた。

イベントには応募数3,640名から抽選で選ばれた50人のみが参加し、LINE LIVEやニコニコ生放送、ツイキャスでもイベントを生中継。高性能アナログレコードプレイヤーを使用し、『Journey without a map』アナログ盤から「Lullaby」「流転」「Guess Who」「Journey without a map」「函館日和」の5曲を試聴した。

トークイベントにはTAKUROに加え、2014年の＜GLAY EXPO＞記者会見時にも登壇したクリエイティブ・ディレクターの箭内道彦がゲスト参加。箭内がアルバムを聴いた感想を「人柄に溢れてて、温泉じゃないけど溺れそうになる。好きな人が好きなものに浸かれるって最高ですよね」と伝えると、TAKUROは「箭内さんのおっしゃる通り、音を聴いてて“そのままの自分がいる”ってわかったとたん凄い恥ずかしくなってきた」と語る。

また、GLAYのメンバーで同じギタリストであるHISASHIには、ソロアルバムについて「よくもまあこんな売れないアルバム作ったな」と言われたとのこと。これにはTAKUROによる充分な補足があり、TAKUROが長年GLAYにおいてリーダーとして、ソングライターとしての役割に身をおく中「（TAKUROが）世の中にどうGLAYが受け入れられるかってことばかりを意識してる時期があって、かわいそうだった」「このアルバムの音は俺が知ってるTAKUROだから、本当に好きなことできてよかったね」という意図であるという。

なお、HISASHIはこのソロアルバム向けに楽曲を書いて“やんわりボツにされた”ものの、「アルバム聞いたら入らないってわかった」ともTAKUROに伝えており、箭内にツッコまれたTAKUROは「つ、次のやつ…」とソロ次回作にも期待が膨らむコメントを返している。

イベント前の囲み取材ではTAKUROがアルバムの注目ポイントについて紹介。「ギターの音色、そしてギターのキャラクターにこだわったアルバムです。全てのギターを愛する人たちに」という言葉に加え、試聴会会場がギブソン・ショールームであることにもふれ「特にギブソンのギターを愛する人達に聴いてもらえたらと思います」と語った。

「もちろん全ての人に聴いてほしいんですが、今回はあえて酒が好きで、仕事の終わった後に一人でグラスを傾けるような、そんな人に聴いて頂けたらと思います。感想もちょっと聞いてみたいです。ちゃんとお酒に合うかどうか。そこはちょっと意識しました」──TAKURO（囲み取材にて）