ザ・ローリング・ストーンズ、ブルース・アルバムを制作した理由

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ザ・ローリング・ストーンズは間もなく、2005年の『A Bigger Bang』以来となる新スタジオ・アルバムとしてブルースの名曲をカヴァーした『Blue & Lonesome』を発表するが、彼らはもともとオリジナル・アルバムを制作しようとしてスタジオへ入ったのだという。

◆ザ・ローリング・ストーンズ画像

それがなぜブルース・アルバムになったのか、キース・リチャーズは『Billboard』誌にこう説明した。「新しいスタジオに入ったからだ。新しい部屋へ入るといつも、サウンドに慣れるのに時間がかかる。だから、俺はロニーとミックに“ブルースをプレイしてみよう”って言ったんだ。俺らがサウンドを調整するのに慣れているものをやろうってね。すぐにまとまり上手く行った。ミックが突然、“それならばハウリン・ウルフの曲をやろう”って言い出して、それが次から次へと続き、そのつもりは全くなかったのに気づいたらアルバムができていた」

ということは、オリジナルの新曲もあるのだろうが、ロニー・ウッドによると、それらに取り掛かるのはまだ先になるという。


ザ・ローリング・ストーンズ11年ぶりのスタジオ・アルバム『Blue & Lonesome』は12月2日にリリースされる。3日間でレコーディングされたという同作には、以下の12曲を収録している。

「Just Your Fool」オリジナル:1960年 リトル・ウォルター
「Commit A Crime」オリジナル:1966 年 ハウリン・ウルフ
「Blue And Lonesome」オリジナル:1959年 リトル・ウォルター
「All Of Your Love」オリジナル:1967年 マジック・サム
「I Gotta Go」オリジナル:1955年 リトル・ウォルター
「Everybody Knows About My Good Thing」オリジナル:1971年 リトル・ジョニー・テイラー)
「Ride 'Em On Down」オリジナル:1955年 エディ・テイラー
「Hate To See You Go」オリジナル:1955年 リトル・ウォルター
「Hoo Doo Blues」オリジナル:1958年 ライトニン・スリム
「Little Rain」オリジナル:1957年 ジミー・リード
「Just Like I Treat You」オリジナル:1961年 ハウリン・ウルフ
「I Can't Quit You Baby」オリジナル:1956年 オーティス・ラッシュ

Ako Suzuki
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