スリップノットのコリィ・テイラー、アンスラックスとのコラボを止められ憤慨
スリップノットのコリィ・テイラーが、10年ほど前アンスラックスとのレコーディングが実現できなかった経緯を、バンドのギタリスト、スコット・イアンを前に話した。
◆コリィ・テイラー画像
イアンのラジオ番組『Never Meet Your Heroes』に出演したテイラーは、こう語った。「チャーリー(・ベナンテ/Dr)がすごく乗り気で、俺に曲を送ってきた。俺は歌詞を書き始めていた。そしたら、面倒なことになったんだ」
「俺は、君らに会いにシカゴへ飛ぶ準備ができていた。そしたらマネージャーが出てきて、レコード会社が出てきて、“これは無理”って言い出した。“なんで、できないんだ?アルバムの半分(ほどの曲が)できているのに”って訊いたよ。ホントにムカついた。がんじがらめにされたんだ。なぜなら、彼らは、俺にスリップノットの新作をやって欲しかったんだよ。当時、ほかのメンバーをまとめて、やる気にさせるのは俺しかいなかった。すごくヘンな時期だった」
「俺は覚えている。君らに電話する前、キッチンに座り込み、押圧されてるって感じ、しょんぼりしてた。だって、俺はすごく楽しみにしてたんだ。俺は“君らをガッカリさせてしまった”って言い続けた。チャーリーは長いこと、俺に怒っていたと思う」
テイラーが参加できなくなり、アンスラックスはダン・ネルソンと共作した後、ジョーイ・ベラドナが復帰し10枚目のスタジオ・アルバム『Worship Music』(2011年)を制作した。
一方のスリップノットの新作は、2010年にポール・グレイ(B)が急逝したため、2014年まで発表されなかった。
Ako Suzuki