【ライブレポート】<千歌繚乱vol.6>メディーナ、LAGLESSら若手V系バンドが競演

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7月25日、渋谷REXにて<千歌繚乱vol.6>が開催された。本イベントシリーズは今人気の若手バンドだけを集めて行われていて、この日は全国各地から全8バンドが集結。若手らしい華やかで勢いのあるそのライブの模様をレポート。

◆ライブ画像

▲ジバルト

最初に登場したのはジバルト。千梠(Vo)が「熱くいこうぜ」と声を上げると開演を待ちわびていた観客のテンションが一気にあがり、フロアにジャンプやヘッドバンキングが巻き起こった。ジバルトは激しいライブパフォーマンスながらも楽曲のメロディがとても聴きやすく、観客も自由にのっていた印象。だがメンバーはまだまだ熱量が足りないとばかりに「Try angle」で全員がフロアを煽り、折りたたみのループを起こす場面もみられた。だんだんと会場の一体感が強まっていくようなジバルトのステージは、イベントの幕開けにふさわしい熱いものだった。

▲ELYSION

次は“死後の世界”をコンセプトに掲げるELYSIONの登場。幕が開くとそこには華やかな衣装をまとったメンバー、そしてすぐに「死華の涙」の演奏が始まった。そこから立て続けに披露される荘厳な楽曲で一気に会場は耽美的な世界に塗り替えられる。ヴァイオリンやピアノを同期させたシンフォニックなサウンドに華やかな歌声がのり、ついついその世界観に引き込まれるような感覚になった。

▲JACK+MW

そして登場するなり疾走感ある激しい演奏でフロアを圧倒したのは、名古屋を中心に活動中のJACK+MW。最初に演奏されたのは7月にリリースしたばかりの新曲「殺戮にいたる哀」だった。そこから無駄なMCなど必要ないとばかりに怒涛の流れで「frosty CLOUD」ほか3曲を披露。JACK+MWのステージは切なさと激しさを兼ね備えた楽曲で構成され、ヴィジュアル系ならではの魅力が存分に発揮されたものだった。

▲Nihilizm

次にフロアの大きな拍手に迎えられて登場したのは4番手、Nihilizm。義人(Vo)がステージに立つと、観客から大きな叫声が上がった。1曲目からライブ定番の楽曲が披露され、2曲目「hallow」ではフロア全員が座り込み土下座のような折りたたみを披露する場面も。そして最後には新曲「乖離」が演奏された。これはNihilizmには珍しくヴィジュアル系の王道を行く楽曲で、披露されても間もないとは思えないほど観客も音にのっていた。

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◆<千歌繚乱vol.6>セットリスト1

[ジバルト]
1.黒想
2.Brick
3.雫遊び
4.偶像シャッフォル
5.Try angle

[ELYSION]
1.死華の涙
2.Requiem
3.ペルセポネ
4.禁じられた黙示録
5.終焉のカンパネラ

[JACK+MW]
1.殺戮にいたる哀
2.frosty CLOUD
3.カナリア
4.Over the brain shudder

[Nihilizm]
1.Ms.world
2.hallow
3.Mad spider
4.0℃
5.乖離
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