いい音爆音アワー vol.68「遅咲き*特集」

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爆音アワー
いい音爆音アワー vol.67「遅咲き❀特集」
2016年7月13日(水)@風知空知
花開く(売れる)まで時間がかかった「遅咲き」アーティストを集めてみました。
デビューまでに時間がかかった人、デビュー後に時間がかかった人、その両方!といろいろありますが、いずれにせよ、若くしてすぐに売れた人は、実力の有無に関わらず、その時代に受け入れられやすい、つまりキャッチーな何かを持っていたのでしょうね。それに対して、遅咲きな人は、キャッチーさは足りなかったけど、実力を持っていたはず。実力がなければ、花開くこともなかったでしょう。
なぜ遅咲きだったのか、調べたり考えたりしながら、その音楽を聴いてみるのも、また興味深いものです。
福岡智彦 (いい音研究所)

セットリスト

  • Cyndi Lauper「Time After Time」
    満開(ブレイク)時32歳。一度バンドでデビューの後、自己破産という苦労人。
  • サカナクション「ネイティブダンサー」
    山口一郎がビクターとの育成契約をしてから、満開まで14年。
  • Franz Ferdinand「Take Me Out」
    ボーカルのアレックスは3度目のデビュー。満開時32歳。
  • Sheryl Crow「All I Wanna Do」
    デビュー・アルバム予定の音源を気に入らないとお蔵にした女傑。
  • Lee Dorsey「Ride Your Pony」
    海軍→プロボクサー→自動車修理屋→歌手→自動車修理屋(笑)→歌手。
  • Chris Rea「Twisted Wheel」
    米で売れると英で売れず、英でダメだと思ったら、欧で売れる。やがて英で1位をとるが、なぜか米では100位以下。
  • Lenine「Hoje Eu Quero Sair Só」
    ブラジリアン・ロックの遅咲きアーティスト代表。
  • 【追悼コーナー】Bernie Worrell
    Parliament「SUPERGROOVALISTICPROSIFUNKSTICATION」
    ファンク界の天才キーボード奏者が72歳で永眠。
  • スピッツ「あわ」
    『名前をつけてやる』を買って、売れてないけどいい歌だなと思ってました。
  • 山下達郎「Ride On Time」
    売れなくて、作曲家への転向を考えた時もあったそうです。
  • Aretha Franklin「Day Dreaming」
    “The Queen Of Soul”になるまで、デビューから7年かかりました。
  • Special Others「Hawaiian Secret Beat」
    インストでここまで大きな花を咲かせたのはえらい。遅咲き上等。
  • Maroon 5「Sunday Morning」
    アルバム発売から2年以上かけてのトップ10入りは最長記録だそう。
  • The Three Degrees
    「Dirty Ol' Man(荒野のならず者)」
    意味が全く違う邦題。なんで西部劇みたいにしたんだろう?
  • ピチカート・ファイヴ
    「スウィート・ソウル・レヴュー」
    ぶれない存在感で、8年かけてみごと開花しました。
  • Four Tops
    「I Can't Help Myself (Sugar Pie, Honey Bunch)」
    この曲のスタイルが典型的なモータウン・サウンドですね。
  • REO Speedwagon「Keep the Fire Burnin’」
    メンバーチェンジ、特にボーカリストがコロコロ代わったのが遅咲きの原因でしょうかね。
  • エレファントカシマシ「今宵の月のように」
    EPIC時代はこういう曲を書かなかったのか、書けなかったのか…?
  • オフコース「眠れぬ夜」
    こんなにユニークな声で、これだけハーモニーがよくて、なんで売れるまで10年もかかったのか?不思議です。
  • RCサクセション「雨あがりの夜空に」
    3rd アルバム廃盤のどん底から這い上がってきた強さが漲った音。
  • Boz Scaggs「Slow Dancer」
    この名曲、名唱でもまだ売れなかったんですねぇ。
  • 夏川りみ「涙そうそう」
    この曲と彼女の声・歌唱のマッチングはひとつの奇跡ですね。
  • Carole King「Home Again」
    デビューは早かったんだけど、売れるまでに13年。でも売上げ2500万枚!
                        
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