ザ・ゲームとスヌープ・ドッグ、LAでデモ行進

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アメリカテキサス州ダラスで7日に起きた「警官5人が銃で撃たれ死亡6人が負傷したアメリカ史上最悪の大量警官銃撃事件」を受けて、ザ・ゲームとスヌープ・ドッグ、50人のアフリカンアメリカン男性達が、ロサンゼルス警察が平和である事を願って7月8日の朝にLA市内をデモ行進した。

この事件は、相次いでダラス以外で発生した「警官による黒人男性射殺事件」に対する抗議デモ中に「今度は警官が射殺された」という悲劇な出来事だ。ザ・ゲームの出身地であるコンプトンは、最も犯罪率が高い都市のひとつとして知られており、アフリカンアメリカンやヒスパニック系が多く住むエリアだが、ギャングも多いという。危険なエリアのひとつとしてロスに住む一般の人達は通常近寄らないというが、N.W.A.などのラップグループを輩出している土地でもあり、そんなエリア出身のザ・ゲームだからこそ、今回のメッセージには強い説得力があったようだ。

ザ・ゲームは8日当日の朝に、以下のメッセージをインスタグラムに投稿している。

「全てのアフリカンアメリカン男性、メキシコ系アメリカ人男性、他の人種差別を受ける男性諸君、我々は心をひとつにして平和のために歩こう!全ての女性と子供達をこのような事件から守るのが我々のミッションだ。違法な武器を持たないで、好戦的にならずひとつになろう。間違った理由を元に熱くなるのはやめよう。すべてのギャング、全ての人種差別にあっている人々に言いたい。我々はお互いが必要で平和でなくてはならず間違った罠に落とされてはいけないんだ。我々は全てを共有する愛のある都市ロサンゼルスでいよう!統一は何百年もの間我々の間で悩まされてきた問題だが、この状況を打破するために立ち上がるのは今だ。俺は、全ての人達を愛している」。

スヌープ・ドッグもインスタグラムにメッセージを投稿している。

「沢山の人達が今不安で何が起っているか理解できなていない。非常に心が痛む事で、ここには愛が必要だ。家でTVを見ていては始まらないよ。多くの人がショックを受けている。警察や市長をはじめ皆がアテンションしているが、俺たちも紳士的にこれを解決しなくてはいけない」



文:Sayaka Shiomi
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