スティーブ・ガッドが開発協力、ヤマハドラムの原点モデルが進化して再登場「レコーディングカスタム」新モデル
▲レコーディングカスタムのソリッドブラック(SOB)。バスドラム 「RBB2216」、スネアドラム 「RLS1455」、タムパッケージ 「RBP6F3」で合計456,000円(税別)の構成(シンバル、ハイハットおよびその他スタンド類はセットに含まれない)。
ヤマハは、アコースティックドラムの新製品として、ヤマハ システムドラムス「レコーディングカスタム」(Recording Custom)の新モデルを6月23日より発売する。
今回登場の「レコーディングカスタム」は、ヤマハが1976年から2013年まで販売していたシステムドラムス「レコーディングカスタム」を、サウンドクオリティにこだわって新たに開発、進化させた新モデル。
「レコーディングカスタム」はヤマハシステムドラムスの原点ともいえるモデルだが、今回の新モデルでは世界的なトップドラマーであるスティーブ・ガッド氏による開発協力のもと、音質の向上を最大限に追求した。また、録音機材の進化により自宅などスペースに成約のある場所でレコーディングするケースが増えた市場環境を鑑みて、前モデルのキャラクターを継承しつつ、小さなサイズでも音量や鳴りをキープできるよう工夫し、現代のレコーディング環境に適したスタイルとしている。
シェルには北米産バーチ材を100%使用。バーチ材特有の芯のある太い中低音域とパワーのある音量を実現している。また、「レコーディングカスタム」最大の特徴であるハイテンションラグを重量のある新デザインに改良、まとまりのある切れ味のよい音を実現している。
外装仕上げでは、「レコーディングカスタム」歴史を継承するカラーや新色を含む4色のカラーフィニッシュを揃えた。伝統的なカラーは、木材本来の色を生かしたリアルウッドと、光沢感が美しいソリッドブラックの2つ。そして、「アブソルートハイブリッドメイプル」から採用している高級感のあるクラシックウォルナット、淡いグリーンで鮮やかな見た目の新色サーフグリーンがラインナップされる。
▲リアルウッド(RW)
▲クラシックウォルナット(WLN)
▲サーフグリーン(SFG)
さらに「レコーディングカスタム」のサウンドキャラクターにマッチするスネアドラムとして、ステンレス、アルミ、ブラス材を採用したメタルスネアドラム7機種を用意。華やかなサウンドとコントロール性能を兼ね備えたモデルで、プレーヤーのポテンシャルを引き出す。
▲スネアドラムのラインナップ。左からアルミニウム(RAS1455)、ブラス(RRS1455)、ステンレス(RLS1455)。いずれも14インチを2モデル、ブラスのみ13インチもラインナップ。
ラインナップはバス・ドラム6サイズ・6品番、フロアタム3サイズ・3品番、タムタム9サイズ・9品番、スネアドラム3サイズ・7品番。フロアタム×1台+タムタム2台+タムホルダー×1個をパッケージしたタムパッケージ2種類(RBP6F3:212,000円、RBP4F3:203,000円)もラインナップされる。
製品情報
バス・ドラム(RB1814など6サイズ・6品番):157,000円~197,000円
フロアタム(RBF1413など3サイズ・3品番):85,000円~103,000円
タムタム(RBT0807など9サイズ・9品番)53,000円~81,000円
スネアドラム(RAS1455など3サイズ・7品番):57,000円~63,000円
※価格はいずれも税別
発売日:2016年6月23日
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