【イベントレポート】PLUG RECORDS、ゲストに森友嵐士も登場した新宿Free Live
PLUG RECORDSが5月5日、発足15年を記念してフリーライヴ<PLUG RECORDS 15th Anniversary Free Live! T'sアワー みんな集まっていいとも! PLUG RECORDS 15周年 感謝の超特大号!>を開催した。現在レーベルに所属するバンドが新宿ステーションスクエアに集結、新宿駅東口をV系に染めた。
◆PLUG RECORDS 画像
トップバッターで登場したのはFEST VAINQUEURだ。真夏の日差しを思わせるような好天の青空の下、いきなり代表曲「NANIWA SAMBA」を激しい演奏で叩きつけた。GAKUとI’LLの超高速ツインリードギターソロに導かれるように、HALのシャウトも伸びやかに新宿の空に響き渡る。ラストにはオリコンシングルチャートTOP10入りを果たした「GLORIA~栄光のキズナ~」を高らかに歌い上げ、嵐のようなステージで通行者の足をも止めた。
続いてステージに立ったのはサンフランシスコのPHOENIX ASHだ。レーベルの根幹に流れる魂を受け継ぐようにhideモデルのギターを携えての登場、これにはオーディエンスから大きな歓声が上がった。この日は日本マーケットを強く意識してセットリストもカヴァー曲を中心に。SPYAIRの「サクラミツツキ」では、彼らの躍動する演奏にオーディエンスも大きなジャンプで応えるなど印象的なシーンを残した。
グラムヘイズが颯爽とステージに上がると、スピード感あふれるパフォーマンスに観衆が沸く。2016年怒涛のワンマンライヴ攻勢で勢いを増していると同時に、彼らのステージングの成長ぶりには目を見張るものがある。数々の大舞台を経験してきたSaToRuのフロントマンとしての存在感も圧巻。今後の活躍に一際期待が高まるパフォーマンスとなった。
そして、いよいよスペシャルゲストの登場だ。事前告知はあったものの当日までのシークレットとなっていたゲストは、森友嵐士。盛り上がるオーディエンスの熱量に応えるように、この日はヒットチャートを彩った稀代の名曲を次々と披露。圧倒的な歌唱力で、偶然その場に居合わせた一般客をどんどん引き込んでいく。また、3月のデモンストレーションライヴでも披露された沢田研二のカヴァー「勝手にしやがれ(沢田研二)」は筆舌に尽くしがたい完成度の高さ。ラストにはT-BOLANの大ヒット曲「離したくはない」を披露して、終始同イベントを盛り上げた。去り際には、10月31日および11月1日、新宿ReNYにてライヴ開催を発表するなど余裕綽々のステージとなった。
大先輩の貫禄のステージに続き、ステージには新星ASTARIAが登場。和音階を巧みに楽曲の中に取り込むそのスタイルで名古屋V系シーンを席巻する彼らだが、東京でのライヴはある意味、初お披露目ともなる。KOHの激烈なギターソロや楽曲本来のオリジナリティの高さなど、オーディエンスに深い印象を残すステージとなった。
そして大トリはレーベルの兄貴格、DaizyStripperだ。47都道府県をくまなく回るツアーを続行中の彼らは、演奏中もフロントマン全員の足が全く止まらない。そのボクサースタイルでの演奏もパフォーマンスの大きな特徴だ。“蝶の様に舞い、蜂の様に刺す”かのような鋭いステージに煽られるようにオーディエンスも激しいヘドバンで応える。一斉に髪を振り乱して首を振り続ける姿に、通行人から大きな拍手が湧くシーンもあるなど、新宿駅前の興奮は高まっていった。ラストは夕霧が「HELLO,again」を高らかに歌い上げて終了。6月5日に控えた日比谷野外大音楽堂ワンマンの前哨戦ともなったステージが、万雷の拍手で幕を閉じた。
撮影◎陵本敏永
■<T's ULTIMATE PARTY Vol.2>開催決定
出演:DaizyStripper、FEST VAINQUEUR、グラムヘイズ、ASTARIA
スペシャルゲスト:森友嵐士(T-BOLAN)
※詳細は追ってお知らせいたします。
◆DaizyStripper オフィシャルサイト
◆FEST VAINQUEUR オフィシャルサイト
◆グラムヘイズ オフィシャルサイト
◆ASTARIA オフィシャルサイト
◆森友嵐士 オフィシャルサイト
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