UVI、Rhodes Mark Iのハンマーに画鋲(タック)を装着したユニークなサウンド「Attack EP88」
UVIは、世界初のタックエレクトリックピアノ音源「Attack EP88」を発売した。
「Attack EP88」は88鍵モデルのRhodes Mark Iをベースにし、ブラス製の画鋲(タック)をハンマーに装着することで美しい鈴鳴りの響きが特徴のサウンドを生み出す。これにより、従来のエレクトリックピアノ音源とは一線を画した応用力と存在感のある音色が魅力となっている。
また、エレクトリックピアノのバーチャルスタジオという一面も持つ。チューブプリとDIによるライン入力、コンタクトマイクとモノラル、ステレオマイクによる5つのシグナルソースを持ち、柔軟なミキシングが可能。5つのソースを丹念に収録したサンプル数は47,000を超え、ティン1つ1つに取り付けたコンタクトマイクでの収録や鍵盤とペダル操作時のメカノイズも含まれ、リアルな演奏フィールを実現する。
▲EQ、トレモロなど基本的なサウンドメイクが行えるメインページ。
音源にはノート毎に8ベロシティと最大5つのラウンドロビンサンプルを用意。5つのラウンドロビンサンプルにはサスティンとリリースの両方を収録する。加えて、ペダルアップとペダルダウンそれぞれに7つのラウンドロビンサウンドも用意する。また、チューブプリとDIのラインシグナルの収録は3回繰り返され、ボイシングカスタマイズ機能として音色の深みを鍵盤毎に調節可能。異なるシグナルソースのミキシングと音色調節によって、これまでにないサウンドの多様性と美しい響きが得られる。
▲エフェクトページ(左)とボイシングページ(右)。上がマイク録りのアコースティックシグナル、下はライン録りのエレクトリックシグナルを扱う。
凝ったサウンドメイクができる一方、操作は直感的で、70以上の即戦力プリセットを用意。定番楽器のエレクトリック・ピアノを、より刺激的かつスタジオワークに適した音色と機能で使用できるソフトウェア音源だ。UVI WorkstationまたはFalcon上で動作、対応フォーマットはAudio Units、AAX、VST、スタンドアロン。
製品情報
価格:UVIストア価格 149ドル / 国内のUVIセールスパートナー価格19,440円
発売日:2016年4月27日
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