ヤマハ、迫力のサウンドと2つのノブで音色を変化させるDSPエフェクト搭載の電子キーボード「PSR-E453」
ヤマハは、豊富な音色や多彩な機能を搭載した電子キーボード、PORTATONE(ポータトーン)「PSR-E453」を5月1日より発売する。
初めて鍵盤楽器に触れる子供のレッスン用から大人の趣味、音楽制作までさまざまな演奏にニーズに対応するラインナップを揃える「ポータトーン」シリーズ。最新モデルとなる「PSR-E453」のおもなターゲットは、キーボード演奏を趣味とする大人だ。
第1の特徴は迫力のサウンドが楽しめるアンプとスピーカー。アンプ出力は前モデルの2.5W+2.5Wから6W+6Wに増強。新採用の12cmバスレフスピーカーとの組み合わせで、特に低音域がパワフルになった。
また、基本性能の表現力も向上。楽器特有の音の表情を表現する8種の「スイート!」ボイスや、3種の「クール!」ボイス、「XGlite」音源の457音色を含む合計758音色を搭載、幅広い音色でリアルな表現が楽しめる。自動伴奏は多彩な220種を内蔵、さまざまなジャンルの演奏が楽しめる。さらに同時発音数は前モデルの32音から48音に増やされている。
シンセサイザーを操るようなパフォーマンスが楽しめる「ライブコントロールノブ」も注目。シンセサイザーのように音にフィルターをかけるなど多彩な音作りが可能。新搭載の10種類の「DSPエフェクト」で、ロータリースピーカーやディストーションなど、楽器特有の演奏効果が楽しめる。
パソコンやタブレットと接続できるUSB TO HOST端子も搭載。従来のMIDIデータに加え、16ビット/44.1kHzで劣化のないデジタル・オーディオデータの送受信が可能となった。ヤマハのiOSアプリ「Cloud Audio Recorder」と接続すれば、iPadやiPhoneでオーティオ録音も可能。またこのアプリを使えば、録音したオーディオデータにエフェクトを加えたり、データを編集して曲の長さを調整したりすることができる。録音したオーディオデータは、「SoundCloud」(音楽ファイル共有サービス)へカンタンにアップロードできるのもポイントだ。
▲2つのノブでエフェクトのパラメーターを同時にコントロールして、音色変化が楽しめる(左)。2つのUSB端子でPC/タブレットとの接続、USBメモリーの使用が可能。AUX INも用意(右)。
このほか、オーディオプレーヤーなどを接続できるAUX IN端子、いっしょに演奏する際に便利なメロディーキャンセル機能、USBフラッシュメモリーへの演奏曲データの保存を可能にするUSB TO DEVICE端子なども用意。右手3段階、左手3段階、両手3段階、合計9つのレッスン機能や、ラテン、インド、アラブ、アフリカ、中国など世界のローカル音楽をカバーする多彩な音色、ローカル音楽で求められるオリジナルチューニングを可能にするスケールチューニング機能も搭載する。
製品情報
価格:オープン
発売日:2016年5月1日
この記事の関連情報
【インタビュー】「演奏データを未来へ残す」という、規格外れのヤマハのイノベーション
【コラム】BARKS烏丸哲也の音楽業界裏話033「ライブの真空パック」
【俺の楽器・私の愛機】1689「公立高校への進学を条件に」
Guild、トラベルサイズのアコースティックギター『TRAVELER』が登場
ヤマハ、アコギのフラッグシップモデルにコンサートスタイルが登場
2024年の楽器・作品・プレイヤー」を決定する<楽器店大賞 2024>スタート
島村楽器、ヤマハ電子ピアノ『SCLP-8450』『SCLP-8350』のオリジナルカラーを9/5発売
【俺の楽器・私の愛機】1622「ヴィンテージ」
【俺の楽器・私の愛機】1619「母に借金して買ったレブスター」