シンディ・ローパー、新作はカントリー

ポスト

1940~1960年代のクラシック・カントリー・ソングをシンディ流にアレンジしたシンディ・ローパーのニュー・アルバム『ディトゥアー ~回り道~』日本盤が5月25日に発売となる。

◆シンディ・ローパー画像

発売に先駆けて公開された「ファネル・オブ・ラヴ(恋のとりこ)」のミュージック・ビデオは、黒いレザーにテンガロンハット、カウボーイのような衣装をまとい、西部劇をイメージしたコミカルな映像となっている。撮影は、カリフォルニアにあるパイオニアタウンで行われている。ここは、1940年代に映画のセットとして作られた旧西部の町のパピー&ハリエッツという伝説的なホンキートンク(カントリー・ミュージックを演奏するバー)だとか。



「パイオニアタウンに行ってみると、そこは、まさにアーティストの場所そのもの、アウトサイダーのコミュニティそのものだった。そこにいると、私はなんだかすごく馴染んじゃう気がするのよね。実際そうなの。大空とか道とかのせいね。道がリボンみたいに感じられて、原野の深さがわかる。そして、その大きな空間ときたら信じられないくらいなの。砂漠にいると、一瞬のうちに天気が変わってしまう。そして天気が変わると、雲が変わる、光が変わる。いつだって何かいいものが得られるのよ」──シンディ・ローパー

今回、カントリー・ミュージックに初挑戦したシンディは、サイアー・レコードの共同創立者でカントリー・ファンであるシーモア・スタインをエグゼクティブ・プロデューサーに迎え、ホンキートンク/ロカビリー、カントリー&ウェスタンなどにチャレンジ、彼女の新境地をみせている。

「ワンダ・ジャクソンとかエルヴィス・プレスリーとか、たくさんのシンガーを研究したわ。そしてみんなが一緒に歌えるような、親しみやすい音楽を作ってみたの。カントリー音楽をやるのは、ほんとに楽しかったわ!うまく行けば、リスナーのみなさんも違う場所へと登り詰めることができるはずよ。昔からシーモア・スタインを知っていて、一緒に仕事をしたいとずっと思っていたの。そしたらツアーに出ていたとき会いにきてくれて、二人で話をしたわけ。彼がこういう古い歌をやってみたらって提案したのよ。私ならなんでも歌えるって思い込んでいたのね。私は、わあ、そうね、いつかね、みたいな感じだった。そしたら彼はすごくブルースっぽい昔のカントリー・ウェスタンの歌を聞かせてくれるようになって。私ってロカビリー・バンドにいたじゃない?だからすごい飛躍ってわけじゃないのよ。それにずっと大好きだったから、一度はやってみたいことのひとつだった。ずっとやりたいと思っていたから、出来上がりにすごくエキサイトしているわ。なんたってミュージシャンがね、とにかくすごいの。シンガーとしては、なにしろ歌ものアルバムなんだからね。私は歌うのが大好き。だからやったのよ。」──シンディ・ローパー


シンディ・ローパー『ディトゥアー ~回り道~』

2016年5月25日 発売
WPCR-17204 ¥2,400+税

シンディ・ローパーがカントリーに回り道(『DETOUR』)!
※40年代、50年代、60年代のカントリー・クラシックをシンディ流にカバーしたニュー・アルバム
※ヴィンス・ギル、エミルー・ハリス、ジュエル、アリソン・クラウス、ウィリー・ネルソンらカントリー界のビッグ・アーティストがデュエットに参加し、レコーディングはナッシュヴィルで、街のトップ・セッション・プレイヤーからなるバンドと共に行われた。カントリー・アルバムをレコーディングすることは長年の夢だったというシンディ・ローパーは、子供の頃、パッツィ・クライン、ロレッタ・リン、ワンダ・ジャクソンといったシンガーの楽曲に日常的に親しみ、「私がほんとに小さな子供だった頃、カントリー・ミュージックはポップ・ミュージックだったから、こういうのを聞いて育ったのよ。取り上げた歌は私のうんと古い記憶の一部だから、それを振り返るのはものすごくワクワクしたわ」と語っている。発売に先駆けて「ファネル・オブ・ラヴ(恋のとりこ)」、 「恋はつらいね」、「ウォーキン・アフター・ミッドナイト(夜更けに歩けば)」、「ハード・キャンディ・クリスマス」がiTunesほかで先行配信
1.ファネル・オブ・ラヴ(恋のとりこ)
2.ディトゥアー ~回り道~ Featuring エミルー・ハリス *ワンダ・ジャクソン
3.ミスティ・ブルー *ドロシー・ムーア
4.ウォーキン・アフター・ミッドナイト(夜更けに歩けば)*パッツィ・クライン
5.恋はつらいね *ガイ・ミッチェル
6.この世の果てまで *スキータ・デイヴィス
7.ナイト・ライフ Featuring ウィリー・ネルソン
8.ベギング・トゥ・ユー
9.ユア・ザ・リーズン・アワー・キッズ・アー・アグリー Featuring ヴィンス・ギル
10.アイ・フォール・トゥ・ピーセス *ロレッタ・リン
11.カウボーイの恋人になりたいの *パッツィ・モンタナ
12.ハード・キャンディ・クリスマス Featuring アリソン・クラウス
*オリジナル・アーティスト
この記事をポスト

この記事の関連情報