シンディ・ローパー、最初は「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン」を歌いたくなかった
シンディ・ローパーは、世界的に大ヒットし、彼女の名を世に知らしめた「Girls Just Want To Have Fun」(1983年)を、男性が作ったとの理由で、最初はレコーディングしたくなかったそうだ。
◆シンディ・ローパー画像
シンディは水曜日(6月14日)、ニューヨークにて開かれたトライベッカ映画祭でプレミアされた彼女の新ドキュメンタリー『Let The Canary Sing』の中で同曲制作の裏話を明かしたという。
「Girls Just Want To Have Fun」は、シンガー・ソングライターのロバート・ハザードが1979年に作詞作曲し、レコーディングした。プロデューサーのリック・チャートフがシンディにこれを歌うよう勧め、ハザードがライヴ・パフォーマンスするのを見せに連れて行ったが、シンディはその最中、チャートフの耳を引っ張り、「絶対にこんな曲やらない」と断固拒否していたそうだ。
ふたりはその後、多くのデモを作り、シンディは女性の観点から歌うならば、もっと楽しいサウンドにしたいとのアイディアを提案した上、後にアイコニックとなったギターを加えたことで納得のいくものができたという。
シンディはドキュメンタリーのプレミアで、「女性たちにインスピレーションを与え、女性たちに扉を開くようなアンセムを作ろうと、私は一生懸命だった。一つの女性のグループに対してじゃない。全ての少女たちが、自分たちも人生で楽しい体験をすることができるって実感してほしかった」と、『People』誌に話している。ゆえに、男性目線で作られた曲は、最初は受け入れられなかったという。
「Girls Just Want To Have Fun」は、シンディ・ローパーのデビュー・アルバム『She's So Unusual』からのリード・シングルとしてリリースされ、世界中で大ヒット。彼女は、それに次ぐシングル「Time After Time」で全米1位を獲得した。
Ako Suzuki