いい音爆音アワー vol.61 「クリスマス・ソング特集」

ポスト
爆音アワー
いい音爆音アワー vol.61 「クリスマス・ソング特集」
2015年12月16日(水)@風知空知
このシーズン、ラジオでもネットでも、猫も杓子も「クリスマス特集」になるんだけど、この『いい音爆音アワー』はそんなベタなテーマには見向きもしまへんと、5年間やってきました。でも、一回くらいいいかなと思い、今回は初の「クリスマス・ソング特集」に挑戦。そしたら意外におもしろい♪ 日本じゃ(ほとんど)単なるお祭りですが、キリスト教文化の人たちには真面目に「聖なる夜」。しみじみさせられたり、背筋がしゃんと伸びるような歌もありました。
ちなみに日本でクリスマスが定着したのは、1900年(明治33年)に明治屋が銀座に進出し、クリスマス・セールを始めたことが契機だそう。まず商売ありきだったんだね。
福岡智彦 (いい音研究所)

セットリスト

  • 松任谷由実「恋人はサンタクロース」
    この曲以降、クリスマスが子供たちのものから恋人たちのイベントに変わった!?
  • サザンオールスターズ「Christmas Time Forever」
    典型的な桑田節。暖炉の前で肩組んで歌うのに最適(そんな機会ないけど)。
  • 山下達郎「クリスマス・イブ」
    何度聴いても飽きないね。イントロが鳴り出すたびドキドキする。
  • The Ronettes「Sleigh Ride」
    マーサ&ザ・ヴァンデラスの「(Love Is Like)A Heat Wave」みたいなノリに、ヴェロニカのキュート・ボイスが光る。
  • Darlene Love「White Christmas」
    裏方ディーバの堂々たる歌いっぷりが映える、Wall-of-Sound版ホワイトクリスマス。
  • U2「Christmas (Baby Please Come Home)」
    U2のクリスマス・ロック。ダーレン・ラヴも参加。
  • Madonna「Santa Baby」
    少女みたいな歌唱はすぐにはマドンナとわからない。ストリングスが美しいアレンジ。
  • Joni Mitchell「River」
    周りはクリスマスで浮かれているけど、自分は失恋して寂しい。川があったらスケートで滑って逃げ出すのに、って歌です。
  • Julia Fordham「December 24th」
    意外に太い低音からハスキーな高音へと駈け巡るシルキー・ヴォイスに、差し込む光のようなアコースティック・ギターのきらめき。
  • Eagles「Please Come Home For Christmas(ふたりだけのクリスマス)」
    ドン・ヘンリーの切ない声が似合うソウルっぽいクリスマス・ソング。なぜかジャケットは夏気分満点。
  • The Band「Christmas Must Be Tonight」
    浮遊感とグルーブ感のブレンド具合が絶妙で気持ちいいサウンド。全然クリスマスっぽくはない。
  • Wizzard「I Wish It Could Be Christmas Everyday」
    ロイ・ウッドの有り余る才能が産んだハッピーなクリスマス・ソング。
  • 鈴木さえ子「I Wish It Could Be Christmas Everyday」
    美人ドラマーはなぜかクリスマス・ソングでソロ・デビューした。同名異曲ですよ。
  • The Musical Cast Of Toys featuring Wendy & Lisa「The Closing Of the Year」
    アイリッシュ・テイスト溢れるホリーなメロディ。彼女たちってこんなに清らかな声だっけ!?
  • Band Aid「Do They Know It's Christmas」
    「We Are the World」と並ぶ歴史的チャリティ・ソング。
  • Glee Cast「Extraordinary Merry Christmas」
    演じて歌って踊れる若者がわんさか登場、アメリカのエンタテインメント力にほとほと感心してしまうシリーズ・ドラマからオリジナル・クリスマス・ポップ。
  • 坂本龍一「Merry Christmas Mr.Lawrence」
    繰り返しに耐えうるフレーズを作らせたら彼の右に出るものはいないね。
  • The Jackson 5「I Saw Mommy Kissing Santa Claus」
    マイケル12歳。弾けるような瑞々しい声と思い切りのいい歌いっぷりにただ感涙。
  • Otis Redding「Merry Christmas Baby」
    死後にリリースされたキング・オブ・ソウルのハートフルなクリスマス・チューン。
  • Phoebe Snow「Merry Christmas, Baby」
    神々しいほどの歌唱に、心を洗われます。これも同名異曲。
  • John & Yoko Plastic Ono Band with the Harlem Community Choir
    「Happy Xmas (War Is Over) 」
    ジョンが亡くなって35年。いまだに世界平和への道遙か。
  • Stevie Nicks「Silent Night」
    70年代、妖精であった彼女は、だんだんダミ声になっていってしまったが、この曲にはそれが合ってるような。
                        
この記事をポスト

この記事の関連情報