【ライブレポート】OKAMOTO’S、ツアーファイナルで全国47都道府県ツアーの開催を発表
1月30日、OKAMOTO’Sが6thアルバム『OPERA』を携えて2015年より敢行してきた<OKAMOTO’S TOUR 2015-2016 “LIVE WITH YOU”>のファイナル公演を東京・ZEPP DiverCityにて開催。ソールドアウトとなった本公演に詰めかけた大観衆のもと、邦ロックに楔を打ちこんだ作品の壮大なストーリーを見事ライブで昇華し、バンドとしての底のないパワーと更なる可能性を見せつけた。
◆ライブ画像
ライブはSE「OVERTUNE」からスタート。曲中の会話とともにメンバーがステージに現れ、1曲目「Dance With You」から濃厚な演奏で有無を言わさずオーディエンスを物語の中に引きずり込む。ダンスビートに差し込まれる太いベース、歪むギター、それらを乗りこなすヴォーカルで展開する「アップサイドダウン」から「NOISE 90」の流れに続き「TOMMY?」では、実際にアルバム内で車掌役を務めたノザキ君(野崎浩貴)が登場するサプライズも。打ち込みを活かしながらそれを凌ぐプレイでアレンジを施し、生々しさを損なわないバンドに舌を巻く序盤となった。
「絶景。今時こんな濃い音で盛り上がれる場所はないよね。最高だよ、みんな!」とオカモトショウ(Vo)が会場を見渡して嬉しそうに語り、「一緒に踊ってくれるかい?」とのかけ声から「Beek」へなだれ込む。曲間からの巧みな繋ぎで始まったファンクナンバー「うまくやれ」では会場を巻き込んで即席でカウントをとる遊び心の詰まった演出も。「ドアを叩けば」を挟み、オカモトコウキ(G)が初のフルヴォーカルをとる「ハーフムーン」。ナイーヴな声質とダヴ・ポップの浮遊感が柔らかく耳に残る。
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