【インタビュー】Nothing's Carved In Stone、「VAMPSのグルーヴは日本人とは思えない」
■ARIMATSUさんとはドラムメーカーが一緒で
■飲みにいったり、かわいがってもらって
──生形さんはJu-kenさんと、大喜多さんはARIMATSUさんと、それぞれつながりを持っているということですが?
生形:洋服屋さんつながりですね。Ju-kenさんはRUDIE'Sの服を着ているんですけど、そこで知り合ってから5~6年経つのかな。実はたまたま地元も近いんです。「今度一緒にやろうよ。セッションしたい」って言っていただいて、去年のクリスマスにRUDIE'Sのイベントがあって、それが実現したんですよ。
▲生形真一 オフィシャルブログより |
大喜多:ARIMATSUさんと僕の使っているドラムメーカーが一緒で、SAKAEドラムなんですね。その担当者の方に、引き合わせてもらって話をさせていただくようになったんです。その流れで「一緒にやったら面白いんじゃないか?」っていう話になって。
──SAKAEドラム主催のドラムセミナー(『大喜多崇規&ARIMATSUドラムクリニック』2015年2月22日@大阪、MIKIミュージックサロン心斎橋)で、それが実現したという。
大喜多:そうです。それで飲みにいったり、かわいがってもらって(笑)。
▲大喜多崇規 オフィシャルブログより |
村松:今は、むしろそれが自然ですよね。
日向:いろいろな種類の自己表現があって、そこに楽しみがあるというか。いろいろなキャラがあるから、今のひとつの自分があるみたいな。そこを行き交う気持ちよさがありますね。
生形:刺激にもなるよね。いろいろなところにいって、各々が刺激を持ち帰ってくる。そこで曲作りをするとまた新しいものが生まれるし、そういうのが面白いなと思いますね。
──そもそもNothing's Carved In Stoneは、毎年1枚のアルバムリリースを継続していて、現在まで7枚出されています。その上で他のプロジェクトも充実させているという、とんでもなく多忙な活動スタンスなんですが(笑)。
生形:そうですね、毎年アルバムを出すということは守ってきましたね。そういうところからもサブプロジェクトじゃないということがわかってもらえるだろうし。
──だからこそ年々バンド感が増して、引き出しも増えていくという。そんな強者バンドの本日のライヴの見どころを、それぞれに語っていただきたいのですが。
村松:あんまり考えず、感じてもらえるようなライヴをしたいと思っています。VAMPSさんも僕らもバンドという意味では一緒なので、僕たちの熱量みたいなものを感じてもらえるようなライヴがしたいですね。それがお客さんに伝わって、一緒に楽しんでもらえれば最高だと思います。
日向:VAMPSさんにせっかく呼んでいただいたので、その好意に恥じないようなライヴをですね……するのに必死です(笑)。
生形:僕らのステージも、VAMPSさんのステージも、1日のライヴとしていいものにすることができればなと。自分自身も楽しみたいですね。
大喜多:対バンイベントだと、どうしたって燃え上がるんですよね、ワンマンとは違うというか。テンションがバトルモードになるので、多少はやっぱり力みます(笑)。それでもかっこいい演奏をぶつけて、胸を借りて、イベントを燃え上がらせたいですね。
──バトルモードは、みなさんも一致した気持ちです?
日向:多少なりとも、力は入りますよね。
生形:今日は特別ですよね、いつもとは違うかな(笑)。でもまぁ、楽しむのが一番ですよ。
──Nothing's Carved In StoneにとってもVAMPSにとっても、本日のライヴが2016年一発目となりますしね。Nothing's Carved In Stoneにとって2016年はどんな1年になりそうですか?
生形:今年はまず、2月から対バンツアー(<Hand In Hand Tour 2016>)があって、5月に野音ワンマンが決定しています。あとは、もうレコーディングは終わってるんですけど、春に新作のリリースが。
──前作の流れを汲む音源になりそうですか?
生形:いや、また新しいですね。今までの楽曲はレギュラーチューニングがほとんどなんですけど、新作は半音下げのドロップ。だから6弦開放はC#なんです。
──それだけ低いと、サウンドが変わりますよね。楽しみです。その前に、まずは本日のライヴに期待してます。
村松:うん。ホントにね、楽しみですよ(笑)。
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