ヤマハ、原音忠実再生&高解像度・高分解能、長時間作業でも快適なスタジオモニターヘッドホン「HPH-MT7」
ヤマハは、スタジオモニターヘッドホン「HPH-MT7」を11月下旬より発売する。
「HPH-MT7」は、ヤマハのスタジオモニタースピーカーの設計理念である「原音忠実再生」を継承するプロユース向けのスタジオモニターヘッドホン「HPH-MTシリーズ」のラインナップに加わった新モデル。スタジオでのレコーディング、ミキシング時のモニタリングはもちろん、高い音圧レベルと耐久性によりライブ時のモニタリングまで幅広く対応するモデルだ。イヤーカップのカラーの違いで「HPH-MT7」「HPH-MT7W」をラインナップする。
フラットかつ定位感に優れた高解像度、高分解能の音質を実現したサウンドの要となるドライバーには、「HPH-MT220」と同様、CCAWボイスコイルと強磁力ネオジムマグネットを採用した大口径40mmのカスタムドライバーを採用。伝導性に優れる銅をアルミニウム線にコーティングした軽量なボイスコイル設計により、15Hz~25kHzというワイドレンジでフラットかつ定位感に優れたサウンドを実現、プロフェッショナルモニタリングにおける高い要求に応える。また、イヤーカップやアームなどの音質に影響を与える音響部品は、不要な共振を徹底的に排除しサウンドの精度を極限まで高めるよう設計している。
長時間のモニタリング作業でも疲労が少ない快適な装着性と、作業に集中できる高い遮音性の両立も特徴の1つ。形式は耳元をすっぽり包み込むオーバーイヤー・密閉型デザイン。肌触りの良い合成レザーと余計な振動を吸収するクッションからなるフィット感の高い大型のイヤーパッドの採用で、ストレスを感じさせない装着性と高い遮音性を両立している。イヤーカップは可動式で、片耳モニターも可能。3次元のアームピボット構造と長さ調節が可能なスライダーと合わせて綿密なアングル調整ができるのも見逃せない。
ハウジングには高堅牢性を誇る肉厚ABS、アームにはアルミダイキャスト、ヘッドバンドには汗に強い素材を採用し、精悍なデザインと高耐久性を両立。ケーブルにはさまざまな用途に柔軟に対応するストレートケーブル(3m)を採用する。再生周波数は15Hz-25kHz、インピーダンスは49Ω、最大入力は1600mW。サイズは170×195×98mm(ケーブル、プラグ含まず)、重量は360g(ケーブル、プラグ含む)。6.3mm ステレオ標準プラグ変換アダプター、キャリングバッグが付属する。
▲ドライバーはCCAWボイスコイルを採用した大口径40mmドライバー(左)、イヤーカップは3次元のアームピボット構造と長さ調節が可能なスライダーで角度調整可能(右)。
製品情報
価格:オープン
発売日:2015年11月下旬
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