【ライブレポート】吉川友の秋ツアーがスタート。“魔のセットリスト”の全貌が明らかに

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そのほか今回のツアーは「アカネディスコ」と同じくライブ初披露となる「こんな愛しちゃ」など、最新アルバム『YOU the 3rd. ~WILDFLOWER~』収録曲を中心に構成。さらにファンが聴きたい吉川友の人気曲や、回替わりでのちょっと懐かしい曲、そしてアイドルという枠を超えた彼女の歌唱力と表現力を堪能できるアコースティックコーナーも用意。各人で吉川友の楽しみ方を心得ているコアな友フレは別として、リリースイベントには足を運んだことはあるけれど、単独ライブを生で観たことがないという友フレは、なかなかイベントでは耳にすることができない曲やアレンジを生で聴くチャンスでもある。

ちなみに、地方に住んでいるなどの要因で、これまでリリースイベントにも参加できなかったという友フレにとっては、CD音源よりもライブ歌唱のほうが上手いとさえ言われるきっかの生歌を聴くまたとない機会。と、同時に、会場は席が全自由なので、自分の距離感、自分のスタンスできっかのステージ、そしてその圧倒的なビジュアルを鑑賞できる。なお、特に上記のようなきっか現場に不慣れな人たちに注意点として、吉川友は、ふらっと客席のほうに降りてきたり、後ろのほうで観ている観客のほうに寄っていったり、突然マイクを向けてみたりという、若干のイタズラ的要素にも似た独特な性質を持った生き物なので、ライブ中にいきなり隣りにきっかがやってきても慌てふためくことなく、一緒に盛り上がってほしい。

吉川友の心地良い歌声とワガママボディー、そしてスリリングな言動。そんな従来のワクワクとハラハラとドキドキを一度に体験できた公演に、野獣アイドルの名にふさわしい“攻めの吉川友”が加わったのが、今回の秋ツアー。そして本ツアーはスタートしたばかりであり、これから公演を重ねることに、きっか自身も、ライブ自体も進化し、アップデートされていく。同時に、これまでのツアー同様、各公演は、吉川友のアイドルの歴史の1ページとして後々まで語り継がれていくような伝説、エピソード、面白ネタが生まれる場にもなるだろう。

次の公演は10月31日の東京・AKIBAカルチャーズ劇場。ここでは、どんな物語が生まれるのか。それは始まってしまうまでわからない。今、わかっているのは、物語を作るのは、吉川友本人と、ライブに参加する友フレたちである、ということ。吉川友の歴史は、吉川友がひとりで生み出すのではない。そこには、きっかと同じく歴史の当事者、歴史の証言者としての友フレの存在が必要なのである。

なお、加えて同公演では、きっかから「お仕事に関する嬉しいお知らせができそう」とのこと。

「今回、激しめなセットリストを組みましたが、初日やってみて、まだまだ体力つけないといけないなって思いましたね。今、初日の昼公演が終わりましたけど、フラフラです。フラフラフラフープ。ただ、初披露の曲とかあって、すごく緊張してたんですけど、北海道のみなさんが温かくて、ライブ自体も面白かったです。次の10月31日の東京公演では、もっとパワーアップしてぶちかましたいと思いますので、みなさんも体力つけて、東京、大阪、愛知、そして福岡。ぜひきっかに会いにきてください。」── 吉川友

最後に余談をひとつ。開演前に意気込みを聞いた際、前日夜にジンギスカンを食べたという話を始めたきっか。その時に彼女が口ずさんた曲は、もちろんBerryz工房16枚目のシングル「ジンギスカン」だった。

text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)

吉川友 2015秋TOUR ~WILDSTRAWBERRYを召し上がれ~

10月24日(土) 札幌MESSE HALL 開演 13:30~ / 17:00~
10月31日(土) AKIBAカルチャーズ劇場 開演 13:00~ / 16:00~ / 19:00~
11月14日(土) 心斎橋 CLUB DROP 開演 13:30~ / 17:00~
11月15日(日) 名古屋 LIVE HALL M.I.D 開演 13:30~ / 17:00~
11月29日(日) 福岡 VIVRE HALL 開演 13:30~ / 17:00~
※10月31日東京1回目(13:00~)公演はトークイベント
※各回開演30分前から入場開始
チケット料金:
全自由(整理番号付)3,900円
10月31日(土)東京公演の13時の回のみ全自由(整理番号付)3,000円

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