<a-nation stadium fes.>大阪初日はBIGBANG、浜崎あゆみ、約2年ぶり倖田來未らに5万5000人熱狂
美しい夕暮れが広がる時間帯に登場したのは、スタンドからの“ayuコール”に導かれた浜崎あゆみ。ゴールドとブラックを基調としたコスチュームに身を包んだ彼女は「Wake me up」でダンサーたちとセクシーなパフォーマンスを繰り広げる。大掛かりなマジックが取り入れられるなど、緻密に構成されたステージから目が離せない。バウンシーなビートを反映させた「Movin' on without you」(宇多田ヒカル)のカバー、台湾のアイドルグループSpeXialとの生コラボレーションが実現した「Sayonara feat.SpeXial」など多彩な演出も楽しい。
スポーティーなスタイルに着替えたあとは、最新曲「Step by step」から「BLUE BIRD」「You&Me」「glitter」などをつなぐメドレー。彼女の豪華なキャリアをリアルに追体験できるセレクトによって、スタジアムの高揚感は一気に高まっていく。そしてラストは「明日晴れたら 君に会いに行こう」という大合唱が生まれた「July 1st」。浜崎あゆみの最新パフォーマンスの魅力がバランスよく凝縮された、充実のステージだった。
そしていよいよ、ヘッドライナーのBIGBANGが登場。
5月からスタートした5か月連続リリース、3年ぶりのカムバックプロジェクト「MADE SERIES」が全世界のチャートを席巻中。この日は5曲の新曲が日本で初めてパフォーマンスされる、まさにエポックメイキングなステージとなった。
サスペンス映画を想起させるオープニング映像に続いて姿を見せたメンバーは、いきなり新曲「BANG BANG BANG -KR Ver.-」を放つ。最新鋭のダンスミュージック~ヒップホップを独自のセンスで融合したトラック、そしてSOLのソウルフルなボーカル、T.O.Pのディープなラップなど、メンバーの個性を生かしたアレンジは、そのまま“最新型のBIGBANG”につながっていた。「大阪、久しぶりやな!」(V.I)、「人生でいちばん熱い日です!」(D-LITE)と積極的にコミュニケ―ションを取るメンバーも本当に楽しそう。
G-DRAGONのラップにリードされた「FANTASTIC BABY」によってライブはついにクライマックスへ。フロートに乗ったメンバーが会場を1周しながら「声をきかせて」「MY HEAVEN」などのヒットチューンを連発し、5万5000人のオーディエンスの興奮も一気に頂点へ達した。BIGBANGの新たな進化をダイレクトに体感できる、圧倒的なライブだった。
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