フィル・ラッド「AC/DCに戻って自分を証明するチャンスが欲しい」
フィル・ラッドは、AC/DCに戻りたいと切に願っている。彼は2014年秋、薬物所持および殺すと脅した容疑で逮捕されて以来、バンド活動から離れている。
◆AC/DC画像
7月、自宅拘禁8ヵ月の刑が言い渡されたため、現状、AC/DCのツアーに参加するのは不可能だが、ラッドは将来、またバンドとプレイできるチャンスが欲しいとニュージーランドのTV番組『3D』のインタビューで話した。AC/DCは、ラッドの代わりに元メンバーのクリス・スレイドを迎えツアーを行なっているが、ラッドが脱退したのか、まだ正式にはコメントしていない。
ラッドは『3D』にこう話した。「いま、考えることがいっぱいある。俺は大人になった。でも、歳を取ったわけじゃない。そこに違いがあると願っている。俺はまだドラムがプレイしたい。ゲームはたくさん残っているし、俺は問題を解決し始めていると考えている。だから、ボーイズ達のとこに戻り、また続けていくチャンスが欲しいんだ」
ラッドの現時点での目標は「仕事を取り戻し、ツアーに復帰し、大金を稼ぐこと」だという。「それが俺のやろうとしていることだ。クリス・スレイドはいいドラマーだ。でも、彼がそこで何をしているのか、俺にはわからない。クリスに反感を持ってるわけじゃない。ただ、彼は正式に職を得たんじゃないことを願っている」
ラッドは現在、精神的にも肉体的にもこれまでで最高の状態にあるといい、「それに俺はプレイすることを愛している。自分が何者なのか、自分に何ができるのか実感した」と、AC/DCのドラマーに相応しいのは自分だと証明したいそうだ。
ラッドは7月18日、自宅拘禁の刑に違反したとして再逮捕され、11月に出廷する予定。彼は否定しているが、その主張が認められなかった場合、AC/DCへの復帰はさらに遠ざかる可能性がある。
Ako Suzuki