ペンで軽くタップするだけでリアルタイムに音楽を再生することができる楽譜作成ソフト「Sibelius 8」がバージョンアップ

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フロンティアファクトリーは、AVID社の楽譜作成ソフトウェア「Sibelius」(シベリウス)の最新バージョンを8月7日より発売する。

Sibeliusは、販売数世界一を誇る楽譜作成ソフトウェア。新バージョンでは、注釈機能やマルチタッチ・ジェスチャー、「Surface Pro 3 Pen」のサポートなどの機能を統合。新しい方法でクリエイティブな音楽を制作可能となっている。

今回のバージョンより、製品パッケージからバージョンの表記を廃止。購入後にアクティベーションすると、その時点での最新バージョンのインストーラーがダウンロードされ、使用可能となる。パッケージには1年間の無償バージョンアップが付属され、その期間内にアップデートが行われた場合は無償で最新版が利用可能。また、無償バージョンアップ期間が過ぎても製品を使用することが可能となっている。


新機能で注目はペンを使用して作曲できること。マイクロソフトのタブレット「Surface Pro 3」向けに最適化されているため、ペンで軽くタップするだけで楽譜の追加や編集をすばやく行い、タブレットの画面上のキーボードやフレットボードを使用して、リアルタイムに音楽を再生することができる。また、Surface Pro 3 Penのボタンを使用して、音楽の選択、消去、編集ができ、楽譜の入力中に楽譜をドラッグしてオブジェクトのサイズを変更することも可能に。トラックパッドやタッチ対応デバイスではピンチ・ズーム・ジェスチャーで楽譜のズーム・イン/ズーム・アウトがすばやく行えるのも便利だ。

楽譜に音符とコメントを直接入力できるのもうれしい新機能。新しい注釈機能を使用すれば、作曲中にその音楽に関するリマインダーを自分で作成したり、編集内容やフィードバックを他のユーザーとやりとりすることが可能。これにより、コラボレーション作業とレビュー作業を効率的に行える。また、アイテムは丸で囲み、アレンジャーや演奏者、学生などに対してコメントや指示を入力することも可能。注釈は適切にグループ化され、追加先の小節に常に添付されるので、音符をなくす心配もない。注釈のみ印刷しないという設定も可能だ。このほか、アクティベーション・プロセスも改善、起動時間が短縮されている。

対応OSはWindows 7または8.1(64ビットCPUのみ対応)、Mac OS X 10.9または10.10。1GB以上のメモリ、1GB以上のハードディスク空き容量が必要。パッケージは通常版のほか、アカデミック版や他社製品ユーザー向けの乗換版、各種ツールをバンドルしたSuiteをラインナップ。このほか、柔軟なオプションから選択できるサブスクリプション・ライセンスも新たに追加されている。

製品情報

◆Sibelius 8
価格:80,700円(税別)
◆Sibelius 8 アカデミック版
価格:35,000円(税別)
◆Sibelius 8 乗換版
価格:23,300円(税別)
◆Sibelius 8 Suite
価格:116,000円(税別)
◆Sibelius 8 Suite アカデミック版
価格:70,200円(税別)
◆Sibelius 8 メディアキット
価格:4,700円(税別)
発売日:2015年8月7日

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