ヤマハの名機を現代風にアレンジしたコンパクトなシンセ「reface」4種登場、スピーカー内蔵&電池駆動も可能な「reface CS/DX/CP/YC」
ヤマハは、同社これまで発売し好評を博してきたシンセサイザーやキーボードを現代風にアレンジしたコンパクトシンセサイザー「reface(リフェース)」シリーズ4モデル、「reface CS」「reface DX」「reface CP」「reface YC」を9月1日より順次発売する。
◆「reface」~画像~
refaceシリーズは、ヤマハのシンセサイザー、キーボードを現代風にアレンジし、本格的な演奏性とコンパクトなボディを両立させた新しいキーボード。CS、DX、CP、YCはそれぞれ基にしたシリーズ名を冠したもので、オリジナルのデザインをモチーフにデザインされた存在感ある質感のデザインも魅力だ。価格はいずれもオープンプライス。
4機種それぞれに特色のある高品質の音源を搭載。CSはアナログモデリングのAN音源、DXはFM音源、CPはエレクトリック・ピアノをモデリングしたSCM音源+AWM2、YCはオルガン専用のAWM音源(Organ Flutes)、最大同時発音数は順に8、8、128、128。新開発のコンパクトな鍵盤「HQ mini」は、フラッグシップシンセサイザー「MOTIF XFシリーズ」に搭載されたFSX鍵盤のフィーリングを継承し、音の細やかな強弱をタッチで表現可能。鍵盤の根元でも演奏できる構造で、コンパクトなサイズながら優れた演奏性を実現している。
ボディサイズは共通だが、それぞれ特徴のある操作子を備えるのもポイント。CSはスライダー、DXはボタン、CPはダイヤル、そして、YCにはドローバーを用意。懐かしさと現代風のアレンジを両立させただけでなく、操作性や操作感も重視したシンプルなユーザーインターフェイスとなっている。
さらにスピーカー内蔵、乾電池駆動も可能なので、どこでも気軽に本格的な演奏を楽しめるのもポイント。単三乾電池×6本使用で、電池寿命はアルカリ電池で約5時間。電源アダプターも付属する。接続端子はヘッドホン、OUTPUT(標準フォーンジャック×2)、AUX IN(ステレオミニ)、USB(TO HOST)。MIDIはミニDIN仕様で、通常のMIDIケーブルを接続するための変換ケーブルが付属する。本体サイズは530(W)×175(D)×60(H)mm、重量は1.9kg。
各モデルの概要は以下のとおり。基となったシリーズについては下記リンクでチェックしてほしい。
●reface CS
発売日:2015年9月1日
アナログシンセサイザーの発音構造をモデリングしたAN音源を搭載。シンプルなユーザーインターフェースながら、5種類のOSCプリセットと、LFO、AEG、FEG、エフェクターを装備し、多彩な音作りが楽しめる。8音ポリフォニックでの演奏が可能なうえに、ルーパー機能も搭載。演奏のループ録音と再生をリアルタイムで行える。
●reface DX
発売日:2015年9月1日
FM音源の搭載好評を博したシンセサイザー「DXシリーズ」を彷彿とさせるサウンドが楽しめるモデル。タッチ式スライダーで4オペレーターのFM音源のエディットが可能、エフェクターも装備しているため幅広い音作りが楽しめる。「reface CS」と同様ルーパー機能を搭載、32の音色メモリーも備える。
●reface CP
発売日:2015年11月2日
往年の代表的なエレクトリックピアノの発音構造をモデリングしたSCM音源を搭載。6種類の音色を搭載しており、ビンテージエフェクターを回路素子レベルでシミュレートした「VCMエフェクト」と合わせ、その当時の音のニュアンスを再現できる。「VCMエフェクト」は、エレクトリックピアノの種類に応じてトレモロ、ワウ、フェイザー、コーラスなど最適なエフェクトをプリセット、本格的な演奏を気軽に楽しむことができる。
●reface YC
発売日:2015年11月2日
1969年発売のコンパクトなコンボオルガン「YC10」からYCの名を受け継いだモデル。オルガン専用のOrgan Flutes音源を搭載。5種類の代表的なコンボオルガンの音色を搭載し、オルガンサウンドに欠かせないロータリースピーカーシミュレーターやパーカッション、コーラスも装備。迫力あるオルガン演奏を手軽に楽しむことができる。ドローバーの搭載も注目。
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