あがた森魚、ボブ・ディランにひと区切り付ける新作をリリース。
あがた森魚が、2014年にリリースした『浦島64』に続く連作のニューアルバム『浦島65』を7月20日にリリースすることがさきほど発表された。
◆あがた森魚 アルバム『浦島65』ジャケット画像
このニューアルバム『浦島65』は、あがた森魚を音楽家に導いたボブ・ディランへの感謝を込めた1枚だ。50年前、函館の高校2年生だったあがたはラジオの深夜放送で流れたボブ・ディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」に衝撃を受け、ミュージシャンになる事を決意したのである。
アルバムの内容についてはと言うと、アメリカのトラディショナル・ブルース&フォークの名曲「STEALIN'」や「ALL MY TRIAL」等も収録される。いずれも「ライク・ア・ローリング・ストーン」と同時期に様々なミュージシャンがカバーしており、あの時代へのリスペクトを込め、あがたは日本語でカバーしているという。よってアルバムの発売日も「ライク・ア・ローリング・ストーン(1965年7月20日/米・シングル発売)」と同じく7月20日とした。ちなみに今作のリリース発表も、ボブ・ディランの誕生日(5月24日)の日本時間にあたる5月25日11時5分にあわせて行われている。
アルバムのレコーディング真っ最中のスタジオで、あがた森魚はこのように語っている。「それまでのドリーミーだったポップスの世界に、「ライク・ア・ローリング・ストーン」で時代に問いかけたボブ・ディランのサウンドとスピリッツは強烈でした。あの時受けた衝撃を、このアルバムで表現出来ればと」。しかしレコーディングは、想像以上に難産で、あがた自身ディランをテーマに歌う厳しさや難しさに葛藤しているという。だがアルバム完成を前に、「50年間ありがとう!という思いを込めたディランへのプレゼントであり、自分の中でディランに1回区切りを付ける卒業記念アルバムにしたいと思ってます!」と、あがたは意気込みを語っている。なお、このアルバムタイトル『浦島65』とは、浦島太郎(=あがた森魚)が亀(=ディラン)に出会い竜宮城(=音楽の世界)へ行った50年を、ディランに影響を受けてきたあがた自身の音楽遍歴になぞらえているのである。
なお、今回のアルバムジャケットは1995年に横尾忠則が描いた『鎮魂の海』が使用され、前作に引き続きアートワーク・ディレクションも横尾忠則が担当する。
また、7月6日から、名古屋・大阪・東京にてツアー<浦島 64 ⇄ 65 Summer of Love>も開催される。
2015年7月20日(月・祝)発売
[CD]
QPHZ013 ¥3,000+税
販売:ブリッジ
[LP]
QPHZ012 ¥4,200+税
販売:キュポラパープルヘルツ
2015年7月6日(月) 名古屋クラブ・クアトロ
OPEN/START 18:30/19:00
2015年7月7日(火) 梅田クラブ・クアトロ
OPEN/START 18:30/19:00
2015年7月13日(月) 会場:渋谷クラブ・クアトロ
OPEN/START 18:30/19:00
出演メンバー:あがた森魚(Vo,AGt)/窪田晴男(G)/武川雅寛(Vn)/
駒沢裕城(Pedal Steel G)/大田譲(Bs)/イトケン(Ds)
チケット価格:前売り ¥4,500+1drink(\500)
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