キンクスの映画、ジュリアン・テンプルが監督

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セックス・ピストルズを追った『ザ・グレイト・ロックンロール・スウィンドル』や『セックス・ピストルズ 勝手にやったぜ!』、ジョー・ストラマーの映画『ロンドン・コーリング』を制作したジュリアン・テンプルが、キンクスのバイオグラフィー映画『You Really Got Me』を監督することになった。

◆キンクス画像

レイ・デイヴィスは俳優/ミュージシャンのジョニー・フリンが、弟デイヴはジョージ・マッケイ(『ディファイアンス』『パレードへようこそ』)が演じるという。マッケイはザ・プロクレイマーズをフィーチャーしたミュージカル映画『Sunshine On Leith』に出演しており、2人とも音楽をプレイできるそうだ。また、テンプル監督の娘がレイの妻役で出演するという。

キンクス・ファンのテンプル監督は、2010年にレイのドキュメンタリー『Ray Davies: Imaginary Man』を、翌年にデイヴのドキュメンタリー『Dave Davies: Kinkdom Come』を制作している。

レイの幼馴染だというプロデューサーは、「レイとデイヴィスはロック界の“カインとアベル”だ。でも、彼らの物語はきちんと語られていない」と『Screen Daily』に話した。テンプル監督も「素晴らしいヒューマン・ドラマがあるが、それはまだ映画として残されていない」「キンクスの物語を深く、そして事実に基づいて語るチャンスだ」とコメントしている。

年内に撮影をスタートする予定。プロデューサーによると、キンクスの曲を使用する許可は取っており、レイとデイヴがサウンドトラックに関与するという。

Ako Suzuki
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