フィル・ラッド「AC/DCに手紙を書いた」
薬物所持および殺すと脅した容疑で起訴されたAC/DCのドラマー、フィル・ラッドが、オーストラリアのTV番組『A Current Affair』のインタビューに答えた。ラッドは先月開かれた公判で罪状を認めている。
◆フィル・ラッド『Head Job』画像
ラッドは、2014年夏にリリースしたソロ・デビュー・アルバム『Head Job』のプロモーションやセールスが失敗したことに腹を立て、アシスタントに何度も電話をかけ、殺すと脅したという。ラッドは「あのときはストレスが溜まっていた」「(アルバムの)スタートが最悪で、本当にムカついていた」「自分のやり方に誤りがあったのはわかっている」と、『A Current Affair』に語った。
そして、AC/DCのメンバーとの関係について問われると、こう答えた。「彼らから電話はない。彼らに手紙を書いた。アンガスと連絡を取ろうとした…。誰ともコンタクトはない」「すごく残念だよ…。でも、それが現実ってもんだ」
また、彼の代わりにクリス・スレイドが参加しスタートしたAC/DCのツアーについて「彼ら、昔の日々を楽しんでいることだろう。すごく楽しみながらプレイしてるって、俺は確信している。素晴らしいパフォーマンスなのは間違いない」と話した。「また別のツアーがあるだろう。俺が参加するものが。俺らは全員、死ぬまでやり続けるだろうから」
次回の公判は6月26日。ラッドには最長7年の実刑判決が下される可能性があるという。
Ako Suzuki