AC/DC「このツアーはマルコムのため」
コーチェラ・フェスティヴァルでのヘッドライン・パフォーマンスに続き、5月に5年ぶりの世界ツアーをスタートするAC/DCが、ツアーを行うのは病のため脱退したマルコム・ヤングの達ての願いだったと語った。
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フロントマンのブライアン・ジョンソンは、英国の新聞『Telegraph』紙のインタビューでこう話した。「俺ら、彼のためにやろうってモチベーションが上がった。だって、マルコムは認知症がひどくなる前、“(ツアーを)やってくれ、音楽を作ってくれ、俺のためにもう一度”って言っていたんだ。このことについて、俺はセンチメンタルにはなりたくない。俺は感傷的なタイプじゃないからね。でも、俺らがやっているのは、そういうことだ」
また、前回のツアー中、幸いそうならずに済んだが、癌に発展する可能性もあるバレット食道と診断され公演をキャンセルしたことがあるジョンソンは、自身の死生観についても語った。「人生この年になると、新聞読んでて“オー・マイ・ゴッド”って言い続けるんだよ。ジョー・コッカーのときがそうだった。あり得ない。彼が死ぬわけない。まだ70歳だ。現実的に言って、自分の寿命がそうは長くないってことはわかっている。でも、俺は死を恐れてはいないと思うよ。何も信じてないから、その後どうなるかなんて怖くない」
AC/DCは金曜日(4月17日)、アメリカのコーチェラ・フェスティヴァルで2度目のパフォーマンスを行った後、5月5日オランダから<Rock Or Bust>世界ツアーをスタート。ヨーロッパ、北米に続き、オーストリアでの日程も発表された。前回の<Black Ice>ツアーでは、オーストラリアの後にあの国を訪れている。
The Rock Or Bust World Tour is coming to Australia in November and December! AC/DC will blast their way through each of...
Posted by AC/DC on 2015年4月10日
Ako Suzuki