神保彰、プロデビュー35周年記念、ヤマハからシグネチャースネアドラムが200台限定で登場
ヤマハは、日本を代表するトップドラマー神保彰のプロデビュー35周年を記念したシグネチャースネアドラム「YSS1450AJ “The Metal”」を200台限定で5月1日に発売する。現在、受注受付が開始されている。
◆神保彰「YSS1450AJ “The Metal”」~動画~
「YSS1450AJ “The Metal”」は、神保彰のシグネチャースネアドラム。ヤマハは、1967年にドラムの販売を開始。1976年には内外のプロフェッショナルドラマーに愛された往年の名器「YD9000」を発売し、以後も、常に一線で活躍する多くのプレーヤーの厳しい意見や要求を反映した商品開発を行ってきた。なかでもプロデビュー以前からのヤマハドラムのユーザーでもある神保彰からは、ヤマハのアコースティックドラム、エレクトロニック・ドラムの開発にも多くのアドバイスを得てきたという。
今回登場の「YSS1450AJ “The Metal”」で注目すべきは、神保彰の35年にわたるプロ活動において、初めてスチール材を使用したスネアドラムであるということ。1mm厚の薄いスチールシェルを採用、シェル中央部にひもを巻く神保彰のオリジナルアイディアを採用し、「これ1台でどんな現場にも対応可能」という神保彰のコメントどおり、さまざまな現場・あらゆるジャンルに適合するモデルとなっている。
▲ひもを締めたり緩めたりすることでサウンドをコントロール(左)。胴にはオリジナルデザインのエンブレムが(右)。
その特徴の1つは、レゾナンスコントロールバインディング(Resonance Control Binding)の搭載。シェル中央の絞り(凹部分)にひもを装着。ひもを締めたり緩めたりすることで、シェルの共振、倍音をコントロール。ひもを締めた際はタイトな芯のあるサウンド、緩めた際はオープンなサウンドに。外観・サウンド共にユニークな効果を演出する。
前述の1mm厚のスチールシェルは、薄くすることによって余分な音成分をカットし、よりオープンかつ温かみのある、クリスピーなサウンドを得ることが可能。ストレイナーは、ヤマハのシステムドラム「ライブカスタム」、「アブソルートハイブリッドメイプル」に搭載される「Qタイプストレイナー」を採用。オンオフ時の安定感と演奏中のスムースな調整を実現。胴は、口径14インチ/深さ5インチで、ワンピースラグの搭載により、素早いレスポンスを生み出す。そして、神保彰氏の名前が入ったオリジナルデザインのエンブレムが装着されているのもポイントだ。
神保彰は、本機について以下のコメントを寄せている。
プロデビュー35周年記念の僕の新しいスネア“The Metal”。
オーソドックスなサイズの薄いメタルシェルに紐を巻き、ビンテージの様な落ち着きと金属胴の華やかさ、懐かしさと新しさが共存するサウンドを実現しました。
これ1台でどんな現場にも対応可能。
是非皆さんのスネアドラムコレクションに加えてください。
「YSS1450AJ “The Metal”」は、ヤマハ認定ドラムディーラー「ヤマハアブソルートドラムショップ」(3月31日現在で全国23拠点)で4月6日より先行して受注受付を開始。また、全国のヤマハドラム特約店では、4月27日(月)から受注受付を開始する。
製品情報
価格: 56,000円(税抜)
発売日:2015年5月1日
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