【イベントレポート】トークイベントに、カイ(BELLRING少女ハート)登場「虫みたいな生き方」

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4月4日(土)、越谷レイクタウン、ヴィレッジヴァンガード+PLUSにて、カイ(BELLRING少女ハート)を迎えたアイドル本「IDOL AND READ 003」発売記念トークイベント&サイン会が行われた。場内満員のファンを前に、カイ(BELLRING少女ハート)、田中紘治(ディレクター)、吉田幸司(IDOL AND READ編集長)が登場、山村哲也(ライター)の司会でイベントがスタートとなった。

◆カイ(BELLRING少女ハート)画像


──では、早速なんですが、吉田さんが今回カイちゃんを取材対象として選んだのはどうしてですか?

吉田:かなりチャレンジのつもりでやりました。「IDOL AND READ」は基本的にロング・インタビューの本なので、心配だったんですが、ディレクターの田中さんが“大丈夫です!”とおっしゃるので。

──カイちゃんはどうでした、インタビュー受けるのはあまり得意じゃないって言ってましたが。

カイ:インタビューのときは“やるときはやるぞ!”という意気込みだったんですが、写真を撮られたりなどすると、やっぱりやだ…と。

──“見られるのやだなぁ”というネガティヴなツイッター発言もありましたが。

カイ:だけど、みんないつか死ぬのだからいいやって。

──でも写真は可愛いのやオモロ写真だし。

吉田:写真に関しては、BiSをずっと撮っていたカメラマンの外林さんから“可愛いカイちゃんを撮りたい”って言われて。撮影最中は必ず寄り目をするんですけど、それはなるたけ省いてキレイな方を掲載するようにしました。

──服装もいつもよりお姉さんっぽい感じがしたんですけど。あれは撮影用に考えたんですか?

カイ:いやいやいや…。

──葛西臨海公園での撮影はどうでした?天気はすごく良かったけど。

カイ:あの…、あの…、わからないです。

──今日はそのインタビューで話したことの、その後のことを聞こうかなと思ってます。2月の取材だったんですが、その時点では新しいBELLRING少女ハートのメンバーも入ってなかったし、大学もこれから受験しますということだったんですが、無事合格されて。何をするんですか?

カイ:なんと言えばいかわかりません…が、なんと言ったらいいかわからないことをします。

──インタビューでは絵を描いたりとか言ってましたが。

カイ:のようで、そうではないような。

──大学には行きたかったの?

カイ:今までは、高校3年生の自分のことしか考えたことがなかったので。

田中:社会的地位を持っておくと。高校生のうちは“高校生のカイです”なんだけど、卒業したら“カイです“になっちゃうから、”大学生のカイです“という肩書き的なものが欲しかった?

カイ:いや、毎日が夏休みになると人間的にマズい。つまんなくて、もう何をしていいかわかんない。

──そんな予感がしたんだ。

カイ:はい。でも、ほんとに勉強してなくて。だけど何回か受けたら入れてくれた。

──いくつか受けたわけ?

カイ:同じ学校を3回くらい受けたら入れてくれました。

──そうなんだ(笑)。

田中:向こうも断りきれなかった(笑)

カイ:面接で他には受けてないですって言ったら、大丈夫でした。

──すげぇ、泣き落とし(笑)。入学式は明日?何か式用に着るものとかは準備した?

カイ:一般の女子大生の就活のときに着るスーツ。なんか着てみたいと思いましたから。

──で、新メンバーも入って念願の先輩になりました。

カイ:念願…。

──あれ?先輩って呼ばれたいって言ってなかったっけ。

カイ:でも、言われなかったです。

──言われたい?

カイ:でも、やっぱり、いや、大丈夫。

──一回くらい“カイ先輩”って言われたんじゃないの?

カイ:言われてないです。


──新メンバーは話してみてどうでした?それぞれ紹介してくださいよ。

カイ:はい、アンナちゃんは未だちょっとわからない。甘楽(かんら)ちゃんは…。

──え?アンナちゃんはそれだけ?

カイ:一年後くらいに言います。甘楽(かんら)ちゃんは動いているのを見ると小学生みたいで面白い。“仮”さんは適当に喋っても阿呆みたいだから、適当に喋れて面白い。

田中:あいつ阿呆みたいだよな。

カイ:そうですよね。だからこっちが適当に喋れるのが楽しいです。

田中:中身のない会話ができる。いろいろ考えなくていいから楽?

カイ:そうですね。頭悪いんですか?って聞いたら。

田中:聞いたんだ。

カイ:ちょっと悪いかも…って。楽屋で喋りました。

■メンバー・オーディションで、なぜカイを選んだか

──メンバー・オーディションのときは田中さんが選んでるじゃないですか。カイちゃんはどこが良かったんですか?

田中:これは結構話したことですけど、書類審査のメールの段階で採ると決めたんで。

──それはなぜ?

田中:これはもう、顔がこういう生き方しかできない顔をしてたんです。

──写真は変顔だったんですか?

田中:違います。でも人相見たらわかるじゃないですか。器用な生き方はしてないなって。ひとつの事をやったらそれだけで生きていく…というか、独特な頑固っぽさ。

──でも、当たってますね。

田中:多分この子は、よけいなことは考えずに、やったらそれをず~っと好きにやって行くんだろうなぁって顔をしてたので。これは採ると。

──そういう理由なんですね。顔写真で判断することって多いですか?

田中:そうですね。キレイとか可愛いとかよりは、なにかもう虫みたいな生き方をしてた方が。よけいな雑念に囚われないで。

──カイちゃん、どうですかそう言われて。

カイ:それはいいかも。

──虫がいいんだ。取材中も蟻の写真撮ってたし。

カイ:ああ、そうですね。蟻が机に来たので。

──オーディションではどうでした?

田中:(柳沢)あやのとカイの顔しか覚えてないです。


──インタビューのとき、カイちゃんもわからないって言ってたんですけど、他のメンバーはフル・ネームじゃないですか。なぜカイちゃんはカイなんですか?

田中:名字を付けよう…となって、いろいろ考えたんですけど、なんかピンとこなかったんです。いくつか提案したっけ?

カイ:してないです。

田中:カイって出ちゃってるし、もう、いいか!って。あまり名字が似合わなかったので。

──新メンバーになったときに、顔を塗ったりしたのは?

田中:新メンバーは何かやらされてる方が禊(みそぎ)になるというか。

──演出だったんですね。

田中:今回も新メンバーは10時間ライヴとかもやって。ちょっと前まで素人だった子があれをするのは大変なことなんですよ。そういうのをファンに見てもらった方がいいのかなと。

──新メンバーには必ず試練を与える。

田中:あまりわかりやすい、罰ゲーム的なものはやらないですけど。

■最近のカイの十八番は?

──では田中さんから見た最近のカイちゃんはどうですか?

田中:今の7人体制になって、あらっと思ってるのは、カイちゃんすごいダンスが…。

カイ:上手いです。(場内爆笑)

田中:すごくキビキビ踊れるようになったよね。あれは意識が変わったのか、それとも無意識なのか。見てて飽きない(笑)。

カイ:私は……、いつも通りです。でも、歌わなきゃって思って歌ったら声がガラガラになったけど、次の日お姉ちゃんとカラオケに行ったらもっとガラガラになった。

──自分でも、声が出るようになったって言ってたし。

カイ:カラオケが楽しくなった。宝くじが当たったら「カラオケ・ボックス」造ろうかな。でも、そしたらちょっと飽きるかな。

──何を歌ってるんですか?

カイ:最近はハロプロ。昔のも取り入れながら。

──お気に入りは?

カイ:(立ち上がって)十八番は「MUGO・ん…色っぽい」(工藤静香)です

田中:じゃ、早速をそれを。

カイ:いいですか?(場内拍手。カイ立ったまま歌うが、だんだん小声に)十八番です。

田中:十八番のわりに声ちっちゃかった。ハロプロさんは何を歌うの?

カイ:スマイレージの「夢見る15歳」。

──じゃ、お願いします(場内拍手。カイ再び立ったまま歌う)

田中:素晴らしいですね(笑)

──じゃあカイちゃんの歌も聞けたということで、最後の質問コーナーです。

カイ:(手が挙がらないので)じゃ、私が質問してもいいですか?みなさんいつか死んでしまうんですけど、それはどう思いますか?(場内無言)

──すごい、死について考えている人なんだ。

カイ:なんか最近、春休みが長くて、寝る前に死について考えたら悲しくなってきた。

──みんなに聞いてみたかったんだ。じゃ他に何か質問ある人。

──(質問)最近怒ったことはありますか?

カイ:それは言えませんが、怒ったことはあります。

──(質問)1970年代以前の歌謡曲で好きな曲は?

カイ:すいません、まだそこまで行けてません。

──(質問)ベルハー(BELLRING少女ハート)の曲で一番好きなのは?

カイ:「Pleasure ~秘密の言葉~」です。サビに入る前の歌が好きです

──(質問)チェキは何か考えて書きますか?

カイ:何も考えてないですが、家で書く方が時計とか情報量がいろいろ多くて。

──いつも有る物を見て書いてるんだ。

カイ:そうです。OGの方質問ありますか?(実はこの日、2月28日に脱退した仲野珠梨と美月柚香がカイに内緒で会場に来ていた)

珠梨:今日のファッション・ポイントは?

カイ:今日は柔らか初号機(エヴァンゲリオン初号機と同じ紫色のトレーナー)(場内爆笑)

吉田:では、ということで、今日はありがとうございました。


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