【ライブレポート】上原ひろみ、観客は総立ち「ステージこそが私たちの生きている証し」
2014年5月に発売された上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクトによる最新アルバム『ALIVE』の日本ツアーが11月22日から開始となり、12月5日~7日に東京国際フォーラム ホールAで3days公演が行われた。
◆上原ひろみ画像
もちろんメンバーは、アンソニー・ジャクソン(contrabass guitar)~サイモン・フィリップス(drums)。チケットは3日間ともすべてソールドアウト。3日間で計15,000人を動員するというのはジャズ・アーティストとしては破格だ。
3人がステージに登場、湧き上る観客の大声援の中、新作からのナンバーを2曲続けてスタート。途中のMCでは「今年はこのトリオで、北はデンマークから南はアルゼンチンまでツアーしてきました。今日もこの日この瞬間しか生み出せない、音楽を探す旅に出かけましょう」と挨拶。世界中をツアーしてきただけに、トリオのコンビネーションはさらに強固なものになり、ハイパワー&ハイエナジーな演奏で観客を終始圧倒した。
また、ソロピアノによる「ファイヤーフライ」での繊細で叙情的な演奏が、多くの観客の涙を誘った。そして「どうか観客の皆さんもシートベルトをお締め下さい」というジョークの後演奏されたアルバム・タイトル曲「ALIVE」では、まさにジェットコースターのようなスリリングで怒涛のパフォーマンスを披露、2時間45分に及んだライブが終わるやいなや、観客は総立ちとなりトリオに喝采をおくった。
「ステージこそが私たちの生きている証し」と語るように、このトリオでライブができる歓びをかみしめながら演奏する3人、その歓びが観客にも伝わり、場内はただならぬ興奮と熱気に包まれることとなった。日本ツアーは12月21日の大阪公演まで続き、全国21公演で合計約4万人が動員となる。なお上原ひろみは、12月20日(土)にオンエアされる日本テレビ『嵐にしやがれ~クリスマス・スペシャル』へのゲスト出演が決定している。
撮影:広瀬 誠
上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクトfeat.アンソニー・ジャクソン&サイモン・フィリップス『ALIVE』
通常盤SHM-CD UCCT-1244 \2,600+税
プラチナSHM盤 UCCT-40001 \3,300+税
1.ALIVE
2.ワンダラー
3.ドリーマー
4.シーカー
5.プレイヤー
6.ウォーリアー
7.ファイヤーフライ
8.スピリット
9.ライフ・ゴーズ・オン
<上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクトfeat.アンソニー・ジャクソン&サイモン・フィリップス
12月11日(木)山形 酒田市民会館 希望ホール
12月12日(金)仙台イズミティ21 大ホール
12月14日(日)札幌市民ホール
12月16日(火)川口市総合文化センターりりあ
12月17日(水)岡山市民会館
12月18日(木)福岡市民会館
12月20日(土)大阪 オリックス劇場
12月21日(日)大阪 オリックス劇場
日本テレビ『嵐にしやがれ~クリスマス・スペシャル』
※上原ひろみゲスト出演
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