ボブ・ディランが旅したルートを3分で辿ろう
ボブ・ディラン&ザ・バンドの『ザ・ベースメント・テープス・コンプリート:ザ・ブートレッグ・シリーズVol.11』の発売を記念し、ジェフ・ブリッジスのナレーションによる新作ショート・フィルム「フロム・ザ・ヴィレッジ・トゥ・ザ・ベースメント」が公開された。
◆ショート・フィルム「フロム・ザ・ヴィレッジ・トゥ・ザ・ベースメント」映像
この「フロム・ザ・ヴィレッジ・トゥ・ザ・ベースメント」は、ボブ・ディランとザ・バンドがビッグ・ピンクに向かってマンハッタンからウェスト・ソーガティズまで旅したルートを辿るロード・トリップ映像だ。映像を制作した米レガシー・レコーディングスのトム・ミュランは、InstagramのHyperlapse機能を意識し、グリニッジ・ヴィレッジのワシントン・スクエア・ホテル前の歩道に始まり、ニューヨーク州を北上し、最終的に『ベースメント・テープス』が1967年に録音されたことで有名な“ビッグ・ピンク”の私道に入るまで、12,000枚以上もの写真を長編の低速度撮影トラッキング・ショットに凝縮する形で完成させている。
ナレーターのジェフ・ブリッジスがツアー・ガイド役を務め、『ザ・ベースメント・テープス』の歴史やミステリー、アメリカン・ミュージックに与えた影響、そしてこれらの録音から始まったブートレッグ文化について、まるで一緒ドライブしているかのように語りかけてくれる。旅のBGMとして、ボブ・ディランのマネージャーのジェフ・ローゼンがボブ・ディラン&ザ・バンドの「火の車」を選曲している。
11月19日発売となった『ザ・ベースメント・テープス・コンプリート:ザ・ブートレッグ・シリーズVol.11』は、ボブ・ディランがのちのザ・バンドとして自身の名声を獲得するツアー・アンサンブルのメンバーたちと1967年に行ったレコーディング・セッションを詳細に至るまで復刻した作品である。このセットでは最近発掘された31のトラックを含む118の未発表録音が初お目見えしている。これらの録音の最も重要な38曲をCD2枚組に凝縮し特別編纂した『ザ・ブートレッグ・シリーズVol.11:ザ・ベースメント・テープス・ロウ』も同時に発売となった。これらの商品は、今回公開されたショート・フィルムの続き、ビッグピンクの地下室で26歳のボブ・ディランとザ・バンドの演奏を聞いているような体験をさせてくれるものだ。
ボブ・ディラン&ザ・バンド『ザ・ベースメント・テープス・コンプリート:ブートレッグ・シリーズ第11集』(デラックス・エディション)
2014年11月19日発売
6CD/Blu-spec CD2/SICP-30721-6 ¥20,000+税
※2冊の豪華ハードカヴァー・ブック(豪華写真集+6CD収納ブック)が約7インチサイズの外箱に収納される(前作の『アナザー・セルフ・ポートレイト』デラックス・エディションと同様)
※パッケージのみ輸入。CDプレス&日本盤ブックレットは日本制作)
※日本盤のみ高品質Blu-spec CD2仕様+日本制作ブックレット付(日本盤ブックレットには英文ブックレット完全翻訳+補足解説+対訳を収録)
ボブ・ディラン&ザ・バンド『ザ・ベースメント・テープス・ロウ:ブートレッグ・シリーズ第11集』(スタンダード・エディション)
2014年11月19日発売
2CD/Blu-spec CD2/ SICP-30727-8 ¥3,600+税
※いつものブートレッグ・シリーズ仕様(三方背ボックス/2枚組CD/英文ブックレット+日本版ブックレット)
※日本盤のみ高品質Blu-spec CD2仕様+日本制作ブックレット付(日本盤ブックレットには英文ブックレット完全翻訳+補足解説+対訳を収録)
◆ボブ・ディラン&ザ・バンド『ザ・ベースメント・テープス・コンプリート:ザ・ブートレッグ・シリーズVol.11』
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