キンクス、弟「兄は嘘をついている」

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この夏、「何らかの形でレイとキンクスを再結成したい」とツィートし、不仲の兄に歩み寄ったかのようにみえたデイヴ・デイヴィスだが、また兄弟喧嘩の火種となるような発言をした。

◆キンクス画像

レイが最近、米ナショナル・パブリック・ラジオのインタビューで「You Really Got Me」のギターのディストーション・サウンドは自分がアンプに編み針を突き刺したことで誕生したと発言したのに対し、デイヴは「兄は嘘をついている」とのメッセージをFacebookに掲載した。

「俺の兄は嘘をついている。なんでそんなことをするのかわからないが、あれは俺が買ったエルピコのアンプで、フラストレーションから俺がカミソリの刃でスピーカーのコーンを切り裂いたんだ」

「それが上手く行き、俺はショックと驚きと興奮でそのサウンドをレイとピートに実演してみせた。ピートは気に入らず、犬が吠えてるみたいだって笑い飛ばした。レイはその音が気に入り、ピアノで「You Really Got Me」の基盤となるリフを作った。そのリフを俺が、俺の新しいサウンドと共にギターでプレイしたんだ。俺が一人で、あのサウンドを作った。レイが「You Really Got Me」を作り、俺らは、曲とリフを飾りたてるため俺のギター・サウンドを使った」

「レイは俺のアンプに編み針や別のなにかを突き刺してなんかいない。俺はそのそばには誰も近寄らせなかった。あのサウンドを作るのに使ったアンプは俺のものだけだ。最近になって、なぜレイが全てのコンセプトを変え始めたのか理解できない。何もかも自分の手柄にしようとする彼の自己中心的な欲の深さに、俺はあっけに取られショックを受けている。俺のギター・サウンドなしに曲が生まれることはなかったにも関わらず、俺は「You Really Got Me」のソングライティングの印税を要求したことはただの一度もない」

ファンの間ではデイヴがカミソリで切り裂いたとの逸話は有名だが、いつの間にかレイの縫い針になっていたようだ。2015年再結成の噂はいかに…。

Ako Suzuki
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