インターネットのDAWソフト「ABILITY」が大幅機能追加で無償アップデート、2014楽器フェアへ出展&セミナー開催
インターネットは、音楽作成ソフト「ABILITY Pro」、「ABILITY」へ大幅な機能追加ならびに向上を図ったバージョン1.5を11月25日にリリースする。バージョン1.5は、現行バージョンから無償でアップデートできる。また、インターネットは2014楽器フェアに出展、「ABILITY Pro」のセミナーも開催する。
ABILITY Pro、ABILITYのバージョン1.5は多数の新機能を搭載して登場する。無償アップデートながら使い勝手を大幅に向上させる機能が満載だ。
まず、オーディオ機能では新たにビートエディタを搭載(ABLITY Proのみ)。録音したオーディオのリズムの乱れの修正や、ミスタッチ部分を他のミスのない部分と差し替えるといった編集が可能となる。これはアタックポイントを自動判定してスライス(分割)、各アタックラインをドラッグしてリズムの補正が行えるほか、タイムストレッチ&コンプレッション、無音の挿入やカットが行えるというもの。これまで編集が難しかった録音後の修正が容易に行え、選択範囲のピッチ補正も可能となっている。
ABILITY Pro/ABILITYともにボーカルエディタはV2に進化。ノイズの軽減、精度アップ、タイムコンプレッション&ストレッチ時のアルゴリズムの選択、フォルマントの調整などが行えるようになった。また、オーディオファイル出力機能も大幅に機能アップ。2MIXやGROUP OUT、VSTi出力などを個別に並列処理で書き出せるようになった。ミキサーをフレームウインドウ化し、常に全面に表示やアプリケーションウインドウ外に出せるようになったのは、マルチディスプレイ環境を揃えたユーザーには特にうれしい機能だろう。
▲Proに新搭載のビートエディタ(左)と進化したボーカルエディタV2(右)。
テンポ検出機能についてはVer1.00.7のマイナーアップデートで、メディアブラウザからテンポ情報のあるACIDファイル以外のオーディオファイル入力時にテンポ検出、テンポストレッチが可能になっていた。1.5ではさらに入力されているオーディオのテンポ検出にも対応。検出したテンポをソングのテンポに設定したり、オーディオの入力位置にテンポデータとして設定することが可能となった。
ソフトウェアインストゥルメント関連では、VST3プリセットブラウザを新たに搭載、音色を切り替えながら演奏できるほか、ソングエディタではトラックから直接VST2、VST3の音色が選択可能に。オートメーション入力時にはマウスでのドラッグに加え、直接値を入力できるようになった。
エフェクトでは新たにバンドルされる「LinPlug relectro」に注目。これは、従来のエフェクトとは異なりドラムループやサンプルを独創的に変化させるために特化されたユニークでエキサイティングなプラグインエフェクトだ。relectroを通すだけでドラムループやサンプルはユニークで独特なエレクトリックサウンドに生まれかわる。エフェクト音と原音のモーフィングを可能にするオーディオエンジン、多様なプロセッシング、モシュレーションオプションによってオリジナリティ溢れるビートを作り出すことができる。効果はWebサイトの試聴サンプルでチェックしてほしい。
MIDI機能の機能アップも図られた。まず、ノートプロパティをドッキングバーで表示可能になったのが1つめ。ノートプロパティは入力済み音符の各種パラメータの確認・変更が行える機能で、これまではエディタ上でノートのダブルクリックでダイアログとして表示していた。1.5ではスコアエディタやピアノロールエディタにドッキングできるようになったことで、複数の音符を連続して確認・変更が可能となりスピーディに編集が行えるようになっている。
▲トラックやGROUPを指定してオーディオファイルを個別に出力可能に(左)。スコアエディタ、ピアノロールエディタではノートプロパティがドッキング可能に(右上)、エフェクトにはLinPlug relectroが追加(右下)。
また、音符の発音時間を設定するGT値の変更については、グリッド間隔に対しての変更、レガート、オーバーラップ解消、各パラメータのランダマイズ機能などが追加。音名表記では各トラックごとに中央C をC4(Roland 方式)/ C3(YAMAHA 方式) に設定できるようになった。
▲GT値の調整がより効率的に行えるように。そして、最後は新しいアレンジデータの追加。5ジャンル・20ファイル、合計でおよそ650パターン(小節)のアレンジデータが追加収録されている。追加パターンは以下のとおり。いずれもインターネットの新機能紹介ページより試聴することができる。
・Electronic Dance Music:5ファイル、156パターン
・アメリカンスタンダード:3ファイル、86パターン
・イージーリスニング:2ファイル、93パターン
・ポップス:5ファイル、166パターン
・演歌・ムード歌謡:5ファイル、14 パターン
■2014楽器フェア出展&ABILITY Pro(Ver 1.5)セミナー開催
このABILITYの最新バージョンは、11月21日から23日まで東京ビッグサイトで開催される2014楽器フェアでチェックすることができる。
11月21日(金)には17時よりセミナーを開催。ABILITY Proの機能を徹底紹介するほか、Ver 1.5の新機能をいち早く紹介。楽曲制作、レコーディ ングからマスタリングまで デモ演奏を交えながら詳しく紹介する。
展示ブースではABILITY、Singer Song Writer Lite 9のデモンストレーションを開催。ボーカルエディタでハモリパートの作成やVOCALOIDとの連携、メディアブラウザでの伴奏作成など新機能を紹介。また、ブースではABILITYオリジナルステッカーを各日先着50名に無料配布する。
セミナーの事前参加申し込みおよびデモンストレーションの日程は下記リンクからチェックを。
◆ABILITY Pro 1.5/ABILITY 1.5の新機能
◆2014楽器フェア出展&ABILITY Pro(Ver 1.5)セミナー開催
◆ABILITY 製品詳細ページ
◆インターネット
◆BARKS 楽器チャンネル
ABILITY Pro、ABILITYのバージョン1.5は多数の新機能を搭載して登場する。無償アップデートながら使い勝手を大幅に向上させる機能が満載だ。
まず、オーディオ機能では新たにビートエディタを搭載(ABLITY Proのみ)。録音したオーディオのリズムの乱れの修正や、ミスタッチ部分を他のミスのない部分と差し替えるといった編集が可能となる。これはアタックポイントを自動判定してスライス(分割)、各アタックラインをドラッグしてリズムの補正が行えるほか、タイムストレッチ&コンプレッション、無音の挿入やカットが行えるというもの。これまで編集が難しかった録音後の修正が容易に行え、選択範囲のピッチ補正も可能となっている。
ABILITY Pro/ABILITYともにボーカルエディタはV2に進化。ノイズの軽減、精度アップ、タイムコンプレッション&ストレッチ時のアルゴリズムの選択、フォルマントの調整などが行えるようになった。また、オーディオファイル出力機能も大幅に機能アップ。2MIXやGROUP OUT、VSTi出力などを個別に並列処理で書き出せるようになった。ミキサーをフレームウインドウ化し、常に全面に表示やアプリケーションウインドウ外に出せるようになったのは、マルチディスプレイ環境を揃えたユーザーには特にうれしい機能だろう。
▲Proに新搭載のビートエディタ(左)と進化したボーカルエディタV2(右)。
テンポ検出機能についてはVer1.00.7のマイナーアップデートで、メディアブラウザからテンポ情報のあるACIDファイル以外のオーディオファイル入力時にテンポ検出、テンポストレッチが可能になっていた。1.5ではさらに入力されているオーディオのテンポ検出にも対応。検出したテンポをソングのテンポに設定したり、オーディオの入力位置にテンポデータとして設定することが可能となった。
ソフトウェアインストゥルメント関連では、VST3プリセットブラウザを新たに搭載、音色を切り替えながら演奏できるほか、ソングエディタではトラックから直接VST2、VST3の音色が選択可能に。オートメーション入力時にはマウスでのドラッグに加え、直接値を入力できるようになった。
エフェクトでは新たにバンドルされる「LinPlug relectro」に注目。これは、従来のエフェクトとは異なりドラムループやサンプルを独創的に変化させるために特化されたユニークでエキサイティングなプラグインエフェクトだ。relectroを通すだけでドラムループやサンプルはユニークで独特なエレクトリックサウンドに生まれかわる。エフェクト音と原音のモーフィングを可能にするオーディオエンジン、多様なプロセッシング、モシュレーションオプションによってオリジナリティ溢れるビートを作り出すことができる。効果はWebサイトの試聴サンプルでチェックしてほしい。
MIDI機能の機能アップも図られた。まず、ノートプロパティをドッキングバーで表示可能になったのが1つめ。ノートプロパティは入力済み音符の各種パラメータの確認・変更が行える機能で、これまではエディタ上でノートのダブルクリックでダイアログとして表示していた。1.5ではスコアエディタやピアノロールエディタにドッキングできるようになったことで、複数の音符を連続して確認・変更が可能となりスピーディに編集が行えるようになっている。
▲トラックやGROUPを指定してオーディオファイルを個別に出力可能に(左)。スコアエディタ、ピアノロールエディタではノートプロパティがドッキング可能に(右上)、エフェクトにはLinPlug relectroが追加(右下)。
また、音符の発音時間を設定するGT値の変更については、グリッド間隔に対しての変更、レガート、オーバーラップ解消、各パラメータのランダマイズ機能などが追加。音名表記では各トラックごとに中央C をC4(Roland 方式)/ C3(YAMAHA 方式) に設定できるようになった。
▲GT値の調整がより効率的に行えるように。
・Electronic Dance Music:5ファイル、156パターン
・アメリカンスタンダード:3ファイル、86パターン
・イージーリスニング:2ファイル、93パターン
・ポップス:5ファイル、166パターン
・演歌・ムード歌謡:5ファイル、14 パターン
■2014楽器フェア出展&ABILITY Pro(Ver 1.5)セミナー開催
このABILITYの最新バージョンは、11月21日から23日まで東京ビッグサイトで開催される2014楽器フェアでチェックすることができる。
11月21日(金)には17時よりセミナーを開催。ABILITY Proの機能を徹底紹介するほか、Ver 1.5の新機能をいち早く紹介。楽曲制作、レコーディ ングからマスタリングまで デモ演奏を交えながら詳しく紹介する。
展示ブースではABILITY、Singer Song Writer Lite 9のデモンストレーションを開催。ボーカルエディタでハモリパートの作成やVOCALOIDとの連携、メディアブラウザでの伴奏作成など新機能を紹介。また、ブースではABILITYオリジナルステッカーを各日先着50名に無料配布する。
セミナーの事前参加申し込みおよびデモンストレーションの日程は下記リンクからチェックを。
◆ABILITY Pro 1.5/ABILITY 1.5の新機能
◆2014楽器フェア出展&ABILITY Pro(Ver 1.5)セミナー開催
◆ABILITY 製品詳細ページ
◆インターネット
◆BARKS 楽器チャンネル
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