フレディ・マーキュリー、マイケル・ジャクソンとの曲が完成しなかったワケ

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今週リリースされるクイーンのアルバム『Queen Forever』にフレディ・マーキュリーとマイケル・ジャクソンの幻のデュエット曲「There Must Be More To Life Than This」が収録されているが、30年前、なぜこの曲が完成しなかったのか、ロック・ジャーナリストのデヴィッド・ウィッグがこんな逸話を明かした。

◆『クイーン・フォーエヴァー~ベスト・オブ・ラヴソングス』画像

フレディはあるものに我慢ならず、レコーディング・スタジオを飛び出したそうだ。

フレディと親しかったウィッグはこれから出版される本の中でこう綴っているという。「フレディはすごく怒っていた。マイケルは彼らの間にバブルス(マイケルのペットのチンパンジー)を座らせ、テイクの合間にチンパンジーに向かって“これ、良かったと思う?”とか“僕たち、もう1回やるべきかな?”って尋ねるんだ」

「数日これをやられて、フレディは爆発した…。“俺は毎晩、チンパンジーが隣に座っているようなとこでパフォーマンスはしない”って。彼は“動物園から連れ出してくれ”ってマネージャーに電話し、ロンドンへ戻ったんだ。曲は未完成のままで」

「There Must Be More To Life Than This」はその後、ブライアン・メイとロジャー・テイラーにより完成され、30年の時を経て発表されることになった。

『Queen Forever(クイーン・フォーエヴァー~ベスト・オブ・ラヴソング)』の日本盤は今週水曜日(11月12日)にリリースされる。



Ako Suzuki
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