モリッシー、がんを告白
モリッシーがガンの治療を受けている。過去1年半において入院を数回繰り返しており、医者団が体内のがん組織の治療にあたっていることを今回明らかにした。
◆モリッシー画像
がんと診断されたもののモリッシーは死を恐れてはおらず、ただ誰にでも起こることを受け入れているという。モリッシーはがんの詳細については述べなかったものの、スペインのエル・ムンド紙にこう告白している。
「医師団はがん細胞を4度も摘出したよ。でも、気にしないね。死ぬときは死ぬんだ。死なないときは死なない。今は調子がいいよ。最近撮った写真からどうやら俺が不健康だってことに気づいているよ。でも、それが病気がなんだよ。心配するつもりはないし、死んだときは休むよ」
モリッシーはこれまでにも体調を崩しており、2013年には出血性潰瘍、両側性肺炎、食中毒、2014年には呼吸器感染症にかかり、全米ツアーまでも中止していた。
さらには、モリッシーは作曲をやめる年齢にきているとし、自身の処女小説を書き終えたら、ソングライティングとパフォーマンス活動を辞めることを視野に入れている発言をしていた。7月に10作目となるスタジオ・アルバム『ワールド・ピース・イズ・ナン・オブ・ユア・ビジネス』をリリースした後にハーヴェスト・レコーズから契約解除されたモリッシーは当初「音楽を作るべきでない年齢にきている。たくさんのクラシック音楽の作曲家は34歳で亡くなっている。俺はまだここにいるし、誰も俺と何をしていいのか分からないんだよ。俺が接する観客はとても若いんだけど、そのことによって、ザ・スミスの曲、それにラモーンズの曲が前よりも今の方がもっとすごいことになっているって感じさせられるんだ。俺の小説は順調だけど、まだ終わってないことについて話すのずうずうしいかな。おそらく来年出版されると思うけど、運がよければ、歌うことを辞めることができるかもしれないね。これでみんなを幸せにできるかもね!」と話していた。