【イベントレポート】ボランティアをすればチケットが入手できる<RockCorps>、ライブ・イベントにMay J.、flumpool、コブクロ、NE-YOが共演

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2014年9月6日(土)、福島県福島市にて<RockCorps supported by JT>によるボランティア・イベント、およびそのプロジェクトを締めくくるライブ・イベント<Celebration>が開催され、May J.、flumpool、コブクロ、NE-YOの4組が約4000人の観客を前にライブ・パフォーマンスを行なった。

◆<RockCorps supported by JT>画像

▲May J.
▲flumpool
▲コブクロ
▲NE-YO
<RockCorps>とは、世界9カ国、14万人以上が参加するロックフェスで、ボランティアをした者のみがライブ・チケットを手に入れられる新しい社会貢献の形だ。2003年にアメリカでスタートし、過去にはレディー・ガガ、リアーナ、マルーン5など数多くのアーティストが出演し、ライブ本番前にはアーティストも積極的にボランティア・イベントに参加している。

アジア唯一の開催となる日本での同イベントは、東日本大震災の復興支援を目的としており、同市浪江町の仮設住宅にて実施されたボランティア・イベントにはNE-YOがサプライズで参加した。ボランティア参加者達から驚きと喜びの声が沸き上がる中、NE-YOは「<RockCorps>に参加できることを感謝しています。またみなさんが笑顔を取り戻せるきっかけになれば嬉しいです!」と述べ、参加者と積極的にコミュニケーションをとりながら、共に仮設住宅内の老朽化したベンチの修繕作業に熱心に取り組んでいた。ボランティア終了後には「自分はみなさんと同じ経験をしていないが、応援したいという気持ちを歌とダンスでお伝えしたいです」とコメントした。

同日夕方からは、同市のあづま総合体育館にてライブ・イベント<Celebration>が開催され、ボランティア・イベントに参加した4103人が集結した。冒頭では、過去に海外で行われた<RockCorps>参加アーティスト、レディー・ガガからのビデオ・メッセージというビッグなサプライズが。「<RockCorps JAPAN>のボランティアの皆さん、おめでとう。ここにいるあなた達は、震災復興のために力を合わせて、愛を必要としている人たちをサポートしたのよね。自分たちのことを誇りに思うべきよ。ショーを思う存分楽しんでね。愛してるわ。」のメッセージに会場はヒートアップし、大歓声に包まれた。

ライブのトップバッターにはMay J.が登場し、最新作「本当の恋」などを熱唱したほか、大ヒット映画の主題歌「Let it Go」を披露した。自身の経験と重ね「頑張り続けて、踏ん張り続けていれば、必ず誰かが見てくれている」と語り、被災地の方へ熱いエールを送った。

続くflumpoolのステージでは、「君に届け」の前奏が流れると会場内は大興奮に包まれた。MCでは山村隆太(Vo)がボランティア参加について「すごくいい経験になりました。ボランティアを通じてみんな、仲間や思い出を作ってきたと思いますが、最後にこの<Celebration>で最高の思い出を作りましょう!」と語ると、観客とのさらなる一体感を見せた。

次にコブクロが登場し、東北復興支援のために曲作りをしたという「焚き火の様な歌」を披露し、そのあたたかい歌声に涙を流す参加者も見られた。小渕健太郎はMCで「みなさんが参加されたこのボランティアは1人でやったら膨大な時間がかかると思うのですが、みんなが1つになってボランティアをすることで復興に大きな力を注ぎ、1つの復興がかないます。たとえ一つ一つは小さくても焚き火の枝が集まることで大きな火になるように、みんなで前向きになってほしいという想いを込めました。」と伝えると、 会場から「ありがとう!」の感謝の声が次々とかけられ、盛大な拍手に包まれた。

ラストを飾るのはNE-YOで、海外から参加した唯一のアーティストの登場に会場から大きな注目が向けられた。「So Sick」や「Let’s Go」では大きな盛り上がりを見せ、ライブ終盤には「I LOVE JAPAN!I LOVE FUKUSHIMA!!アイシテル!!」とNE-YOが叫び、会場のボルテージは最高潮に達したまま大団円を迎えた。

日本およびアジアで初開催となった<RockCorps>は、2014年4月から約4ヶ月にわたって総計144回のボランティア・イベントを行ない、この日が最後の開催となった。<Celebration>では、 来場者全員が“4時間のボランティア活動”という共通の体験をしていることで、会場にはこれまでにない感動と連帯感が生まれ、イベントの終幕にふさわしいグランド・フィナーレとなった。

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「<RockCorps>に参加するまで、ボランティアを行ったことがありませんでした。ボランティアをやりたい気持ちはありましたが、どうやって参加すればいいかわかりませんでした。<RockCorps>に参加してみて、見えない誰かのために何かをするということに、今まで感じたことのない感覚を味わいました。今後も積極的にボランティア活動をしていきたいと思います。」──May J.

「すごく楽しみにしていたイベントで、ライブ前に気合を入れてました。皆すごく優しくしてくれて、僕たちを仲間として見てくれたな、と感じました。<RockCorps>のボランティアのつながりが、このあたたかさの理由だと思います。(<RockCorps>に参加した理由は)大きな意義を感じたからです。音楽とボランティアの融合で、<Celebration>に参加したいという理由で今までボランティアに興味がなかった人も、そういった活動に参加するきっかけができたかなと思います。こうした中で一人一 人が何か感じてくれればと思います。ボランティアを今日で終わらせてはいけないと思います。今回のつながりを未来につなげたいと思います。僕らも、福島のみなさんも一緒に頑張っていこうと思います!」──山村隆太(flumpool)

「今回、ここ福島にこうしてライブで帰ってくることが出来て、この曲を歌えることを、僕も黒田も嬉しく思っています。みなさんが参加されたこのボランティアは 1人でやったら膨大な時間がかかると思うのですが、みんなが1つになってボランティアをすることで復興に大きな力を注ぎ、1つの復興がかないます。今日は海に行ってみよう、今日はゴミを拾おう、いろんな角度でボランティアに取り組むことで1つの復興を目指すことは素晴らしいことだと思いました。あの時の震災で心が折れた人、家族を失った人、たくさんいると思います。その悲しみをそのままにせず、あの時の気持ちを皆で話し合うことで、心を癒すのだと思います。「焚き火の様な歌」は、焚き火は折れた木を集めて1つの火をともします。悲しみで心が折れたものを、焚き火をたいた時に出る火のように皆の元に届いてほしい、そんな願いを東北の空にこめて歌います。──小渕健太郎(コブクロ)

「今日は楽しかったです。RockCorps に参加できることを感謝しています。またみなさんが笑顔を取り戻せるきっかけになれば嬉しいです!自分はみなさんと同じ経験をしていないが、応援したいという気持ちを歌とダンスでお伝えし「希望は見えている」ということを伝えたいです。音楽が持つ力を、うまく言葉にすることは難しいです。現実は大変なこともあると思いますが、音楽は人を、自然にいい気持ちにする力があると思います。そのようなことを自分のパフォーマンスを通して伝えられれば嬉しいです。」──NE-YO

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<RockCorps supported by JT>ボランティアイベント
2014年9月6日(土)@福島県福島市 旧佐原小学校応急仮設住宅
ゲスト:NE-YO

<RockCorps supported by JT “Celebration”>
2014年9月6日(土)@あづま総合体育館(福島県福島市)
出演:May J / flumpool / コブクロ / NE-YO

◆<RockCorps supported by JT - Yahoo!ボランティア>オフィシャルサイト
◆<RockCorps supported by JT>公式Twitter
◆<RockCorpsJapan>オフィシャルFacebook
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