ヤマハ、世界初βチタニウムを音導管に採用したイヤホン「EPH-M200」発売
▲ケーブルもボディと同じカラーにコーディネートしたEPH-M200(左)と、黒のケーブル採用のEPH-M100(右)。ヤマハの音叉マークとラウンドしたフォルムがデザインの特徴。
ヤマハは、シンプルでスタイリッシュなデザイン性と、新開発の15mm大口径ドライバーなどによる高音質を両立させたインイヤー型イヤホン2モデル「EPH-M200」「EPH-M100」を8月中旬より発売する。
今回登場したイヤホン2モデルは、2014年2月発売のヘッドホン「HPH-M82」に続く、ヤマハが提案するヘッドホン・イヤホンのファッションシリーズ第2弾。ラウンドしたフォルムに、ヤマハの音叉マークを象徴的にあしらったシンプルなデザイン。さらに、新開発の15mm大口径ドライバーを搭載し、ダイナミックな高音質を実現する。
「EPH-M200」は、世界で初めて音導管の素材にβチタニウムを採用し、優れたフィット感と遮音性を両立。「EPH-M100」は、イヤピースにハード・ソフト2種類のシリコン素材を採用し、快適な装着感がある。
いずれもスタイリッシュデザインが特徴。光沢のある表面仕上げで、ファッション性と上質感を両立させている。カラーは、「EPH-M200」が赤・黒・白、「EPH-M100」が青・黒・白のそれぞれ3色をラインナップ。iPod/iPhone/iPadの選曲・音量調整・通話(iPhoneのみ)などが行えるリモコンマイクも装備する。コンパクトに収めるキャリングケース付属で、バッグの中にすっきりと入れられ持ち運びにも便利。「EPH-M200」はケーブルもボディと同じカラーでコーディネート、セレーション加工が施され、ケーブル絡みの原因となる摩擦を低減するとともに、タッチノイズも抑えて聴きやすさも向上している。
15mm大型ドライバーユニットは、「EPH-M200/M100」専用に開発されたもの。高磁力のネオジムマグネットを使用。振動板には、剛性と柔軟性に優れたヤマハ独自のタンジェンシャル・エッジを採用し、サイズ感を超えたパワーあふれる低音と、細部までクリアな高音を両立。また、ハウジングには、ポリカーボネートとABS樹脂を複合した素材を採用し、内部の音の共振を低減。さらに、音響ポート(通気孔)を2カ所に設けることで、振動板動作時の通気抵抗を最適化し、クリアで心地よい低音を実現している。
「EPH-M200」の音導管には、柔軟性が高く弾力性にも優れたβチタニウムを世界で初めて採用(民生用イヤホンとして、2014年4月時点、ヤマハ調べ)。レーザー加工により、特殊で高精度な切り込みを入れることで、耳の穴の形に合わせて音導管が可動し高い追従性を確保している。15mの大口径ドライバーを採用したイヤホンでありながら、耳の穴が小さな人でも快適に装着できる優れたフィット感を実現。同時に遮音性も向上し、音漏れがなくしっかりとした低音再生を可能にしている。また、高強度で共振しにくいため、クリアで抜けのいい高音が楽しめるのも魅力。
「EPH-M200」では、βチタニウムの音導管の効果を最大限に発揮させるために、専用のイヤピースを開発。柔軟性と程よい硬さを併せ持つシリコン素材を採用し、耳の穴の形に合わせてイヤピースがしっかりフィットする優れた装着感を実現。また、一般的なイヤホンよりも長い音導管との相乗効果で、装着時のイヤピースのつぶれを低減するとともに、変形による音質劣化も防いでいる。さらに、耳の穴の大きさに合わせて選べる、5サイズのイヤピースを付属。サイズに応じて、直径と奥行きのバランスも最適化。耳の穴の奥までしっかりと装着でき、動いていても取れにくい着け心地を実現。周囲への音漏れも低減している。
「EPH-M100」のイヤピースには、硬度が異なる2種類のシリコン素材を採用。音の通過部分は、ハードシリコンにセレーション加工を施すことで強度と柔軟性が両立、形状を保持したまま耳の穴に合わせてフィット。イヤピースのつぶれなどによる、音質劣化も防げる。また、耳に触れる部分はソフトシリコンを採用、耳の穴の大きさに合わせて選べる5サイズのイヤピースを付属。サイズに応じた直径と奥行きのバランスの最適化、快適な着け心地、周囲への音漏れ低減も図られている。
いずれも密閉ダイナミック型で、インピーダンスは28Ω、出力音圧レベルは105dB ±3dB、再生周波数帯域は20Hz~20kHz、プラグは3.5mmL型ステレオミニ、リモコン付きケーブルの長さは1.2m。キャリングケース、金メッキ変換ステレオプラグ(6.3mm)、イヤピース5サイズ(SS・S・M・L・LL 各2個)が付属する。重量は「EPH-M200」が19.2g、「EPH-M100」が19.1g。
◆EPH-M200
価格:オープン
◆EPH-M100
価格:オープン
発売日:2014年8月中旬
◆EPH-M200 製品詳細ページ
◆EPH-M100 製品詳細ページ
◆ヤマハ
◆BARKS 楽器チャンネル
この記事の関連情報
【インタビュー】「演奏データを未来へ残す」という、規格外れのヤマハのイノベーション
【コラム】BARKS烏丸哲也の音楽業界裏話033「ライブの真空パック」
【俺の楽器・私の愛機】1689「公立高校への進学を条件に」
Guild、トラベルサイズのアコースティックギター『TRAVELER』が登場
ヤマハ、アコギのフラッグシップモデルにコンサートスタイルが登場
2024年の楽器・作品・プレイヤー」を決定する<楽器店大賞 2024>スタート
島村楽器、ヤマハ電子ピアノ『SCLP-8450』『SCLP-8350』のオリジナルカラーを9/5発売
【俺の楽器・私の愛機】1622「ヴィンテージ」
【俺の楽器・私の愛機】1619「母に借金して買ったレブスター」