ミック・ジャガー、W杯ジンクスを笑い飛ばす

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ミック・ジャガーが、“ワールドカップで彼が応援するチームは負ける”とのジンクスを笑い飛ばした。ブラジルでは、ドイツに負けたのは応援に訪れたミックのせいだと非難する声が上がっていた。

◆ミック・ジャガー画像

ミックは英国『The Sun』紙にこう話したという。「ドイツの1発目のゴールは僕のせいでもいい。でも、あとの6つは知らない」

ミックのW杯ジンクスは、2010年の南アフリカ大会から囁かれるようになった。彼は何度かスタジアムで観戦したが、それぞれの試合で応援したイングランド、アメリカ、ブラジルのチームがことごとく敗れ、このときもブラジルでは、負けたのはミックが同国のシャツを着て応援していたせいだと言われた。

2014年は、さらに進化。彼がザ・ローリング・ストーンズの公演で「勝つだろう」と口にしたポルトガルやイタリアがグループリーグ敗退。試合当日、Twitterに応援メッセージを残したイングランドも敗れ、スタジアムで観戦しなくても、ミックがコメントしただけで負けるとまで言われるようになっていた。

このジンクスは同国のニュースでも取り上げられ、ミックはブラジルで悪運をもたらす人を意味する“Pre Frio”と呼ばれているという。

また、それを逆手に取り、ブラジルの試合では対戦チームのシャツを着たミックのポスターを制作しスタジアムで掲げるサポーターが現れるようになった。ドイツ戦でもドイツのユニフォームを着たり、「僕はドイツを応援する」とのふきだしが入ったミックのポスターが見られたが、効果はなかったようだ。

ミックはブラジル対ドイツの試合を、ブラジル人の元恋人との間に誕生した息子(15歳)と一緒にスタジアムで観戦。息子はブラジルのユニフォームを着ていたが、ミックは着ていなかった。

Ako Suzuki, London
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