ポール・ウェラー「意味がないリイッシュー盤もある」

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ポール・ウェラーは、レコード会社が彼のバックカタログからリイッシュー盤や記念ボックス・セットを出すのを否定はしないものの、意味がないと思うときがあるそうだ。

彼は『Uncut』誌のインタビューでこう話した。「もう十分、記念ボックス・セットは出てるだろ? 俺はそう思うね」「『Stanley Road』のはよかった。いくつかいいアウトテイクがあったし、いいDVDが付いていた。意味がないのもある。なにか特別な曲や秘宝があるわけじゃなく、デモや未完成のものをいじくり回しただけってのが。俺が“これはやらせない”なんて反対できるのかわからない。彼らに権利があるんだから。だったら、それなりのものになるよう、自分も関与したほうがいい」

そんなウェラーだが、先週、過去15年の作品から選りすぐったベスト・アルバム『More Modern Classics』をリリース。これを発表することに決めた理由をBBCにこう話している。「(15年は)あっという間だった。こんなに時間が経っているなんて気づきもしなかった。だから、このグレイテスト・ヒッツを出したかったんだ。前作の『Modern Classics』をリリースしたのが1990年代終わりで、それからたくさんの曲が誕生した。ものすごくたくさんだ」



『More Modern Classics』のトラッキングリストは以下の通り。

1.He's The Keeper
2.Sweet Pea, My Sweet Pea
3.It's Written In The Stars
4.Wishing On A Star
5.From The Floorboards Up
6.Come On / Let's Go
7.Wild Blue Yonder
8.Have You Made Up Your Mind
9.Echoes Round the Sun
10.All I Wanna Do(Is Be With You)
11.Push It Along
12.22 Dreams
13.No Tears To Cry
14.Wake Up The Nation
15.Fast Car / Slow Traffic
16.Starlite
17.That Dangerous Age
18.When Your Garden's Overgrown
19.The Attic
20.Flame-Out!
21.Brand New Toy

日本盤はボーナス・トラック入りで6月4日にリリースされた。

Ako Suzuki, London
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