【インタビュー】ALTIMA「前向きになれるポイントがたくさんあるアルバムになっているので、元気の無いときはこの『TRYANGLE』を聴いて元気になってください」
■“いい作品だな”って感じる反面、次はもっとスゴいの作ってやろう!っていう気持ちが沸く
■3人の精度も上がるだろうし、今後の成長を期待できるアルバムにもなりました
――歌詞はALTIMAが歩んできた道を歌っているようにも思えますし、そもそも「TRIANGLE」ではなく「TRYANGLE」という造語のタイトルからも、皆さんの確固たる意志を感じます。
SAT:もともとはアルバムタイトルとして浮かんだ言葉で、トライアングルに本来の“TRI”ではなく“TRY”をハメるのも面白いんじゃない?っていう話を3人でしたんです。だって、僕たち挑戦してるじゃん!って。その後にこの曲を作ったんですが、制作が押してしまって、曲ができたのがレコーディングの直前。それなのに“全部英語詞で”っていう無理難題をお願いしたという(笑)。
MOTSU:レコーディングの前日に1日で書いたよ! 英語は歌うのシンドいから、最初は日本語にしようかという案もありつつ、最終的にはMAONちゃんが奇跡の頑張りを見せてくれて。歌詞の内容だったり、そういう事情も含めて、聴き返すとホント涙が出ちゃうような曲ですね。
MAON:歌う前にはMOTSUさんから日本語訳もいただいて。ホントに私たち自身を物語っている歌詞だし、発音に囚われすぎずマッチする歌い方ができるかな?っていう不安もあったんですけど、でき上がりを聴いてみたら“ああ、いい曲になったなぁ”と思います。
SAT:俺、この曲大好きだなぁ。
――ええ。聴いていても、こんなふうに歩いてきたんだなぁ、その道のりを私たちに語り掛けてくれているんだなぁとグッときます。ラストの“So now, party people, let’s try this brand-new angle”というフレーズからも、このアルバムこそが、まさにその新しいアングル=角度だったりするのかなと。
MOTSU:そうですね。アニソンって今後、日本の主流にも成り得る文化ですけど、そのためにも自由であることが必要だと思うんです。慣習に縛られず、にわかファンも巻き込んで、海外まで届く潮流を生み出していきたい。ホントに新しい角度でアニソンを愛でてみたいんです。
SAT:車で移動するときに掛けてると、素直に“いい作品だな”って感じる反面、次はもっとスゴいの作ってやろう!っていう気持ちが沸くんですよ。まだまだ3人の精度も上がるだろうし、今後の成長を期待できるアルバムにもなりましたね。でも、次のアルバムは『フライング・スクイッド』っていうタイトルになっちゃうかもしれない(笑)。
MOTSU:2013年、飛ぶイカの映像が世界で初めて撮影に成功して、話題になってたじゃないですか。ALTIMAのマークもイカっぽいから、タイトル候補に挙がってたんですよね。
――確かにALTIMAマークも三角ですが、もしや、それで完全初回生産限定盤には三角のおにぎりケースが付いてくることに?
MOTSU:やっぱりねぇ、有酸素運動は糖質を使うんで、炭水化物をバッチリ取ってから、ライブに臨んでほしいなと。
MAON:おにぎり2個分入るので、片方をおかずにしてもいいみたいですね。学校とか会社でも使えそう。
SAT:でも、おにぎりケースはともかく、3人が飛び出す立体ブックレットって要る?
――要りますよ! 飛び出す絵本みたいで懐かしいです。
MAON:音の鳴るメッセージカードとかでもありましたよね。それで、これもちょっとメッセージカードっぽくしてもらってるんです。どうやったら綺麗に立体化するか、すごく試行錯誤していただいたみたいで。
MOTSU:もう、スタッフの皆さんのALTIMA愛ってところに尽きますね。
――その二つにミニブックレットを加えた3点が“秘宝”としてパッケージされていて、さらにボリューム満点のDVDが付いてくるんですから、これで税抜き4800円とはお得ですよ。
MOTSU:そう! 安い!
SAT:DVDに入ってるメンバー座談会とか、タダの飲み会を52分収録してるだけですからね。
MAON:収録が居酒屋なんです。もう、お兄さん方が普段できない裏話でスパークしてたんで、私は“おお、そうですね”って黙々とおにぎり食べてました(笑)。
MOTSU:業界人の本音がDVDになってるんですから、貴重なアーカイブですよ。あとはライブ映像と、ドバイで撮影した「CYBER CYBER」のMV&メイキングに、オランダでの映像も入った新しい形のエンターテイメントになってます。とにかくALTIMAは自由なんで。
SAT:オランダではコントもやってますよ(笑)。
――音源だけならCDを買わなくても手に入る時代だからこそ、こうして手に取れる“モノ”で楽しませてくれるって、本当に嬉しいですね。
MOTSU:モノの価値を測るのって、ホント個人の価値観ですからね。だから、今回の封入物もよくあるノベルティではあるけれど、ALTIMAの個性を踏まえれば、これ以外ありえないくらいのオマケじゃないかなぁ。
SAT:ただし、ライブ中のおにぎりは禁止です!(笑)
――ちなみに5月からの東名阪ツアーでは、アルバム以外の新曲も出てきたり?
SAT:新曲は出ませんが、カバー曲はやろうかなぁと思ってます。そこは聴いてのお楽しみですね。これが初めてのソロ・ライブなんで、まずは小さいハコを満杯にしたい!っていうのが今回のコンセプトです。
MOTSU:もう、タイマン勝負くらいの感覚なんで、とにかく完全燃焼しに来てほしいです。新しい角度の生き方の提案、まさに“TRYANGLE”を確認しに来てほしいですね。
SAT:でも、ちょっと怖いなぁ。fripSideのライブは無法地帯、黒崎真音はジャングルって言われてるから、そこにMOTSUさん加わるとどうなるか(笑)。事故だけはないよう、皆さんで団結して、素晴らしいライブにしたいです。よろしくお願いします!
MAON:ファンの方からは“アルバム出ないの?”って何度も言ってもらっていたので、やっと皆さんの期待に応えられたなぁっていう達成感が今はあるんですよね。歌詞をとってもサウンドをとっても、前向きになれるポイントがたくさんあるアルバムになっているので、元気の無いときはこの『TRYANGLE』を聴いて元気になってください!
取材・文●清水素子
1st album『TRYANGLE』
2014年3月26日発売
■完全初回生産限定盤 CD+DVD+“秘宝”(封入特典) 4,800円+税
■通常盤 CD only 2,800 円+税
<完全初回生産限定盤 特典>
●特典DVD内容
・「CYBER CYBER」 (ドバイ ver.)MUSIC VIDEO
・MUSIC VIDEO メーキング映像 in ドバイ
・1 st Album「TRYANGLE」TV-SPOT
・ALTIMA TV ~ Traveling Cannonball in Holland
・Special Talk about ALTIMA years (52分)
・リスアニ!CIRCUIT Vol.3(2013.3.22@SHIBUYA O-EAST)よりLIVE映像「I'll believe」「Burst The Gravity」
●“秘宝”(封入特典)
・エネルギーチャージ おにぎりケース
・飛び出すブックレット
・ミニ・フォトブック (8P)
【収録曲】
1.Walk This Way (j カバー曲)
2.Fight 4 Real(TV アニメ『ストライク・ザ・ブラッド』新OP テーマ)
3.Burst The Gravity (TV アニメ「アクセル・ワールド」新OP テーマ)
4.CYBER CYBER (Album ver.) (3rd CDS CW 曲)
5.Backfire
6.Mission Dispatch
7.I'll believe (TV アニメ「灼眼のシャナIII-FINAL-」ED テーマ)
8.Here We Are ~Mountain Explosion~
9.-Indefinitely- (1st CDS CW 曲)
10. ONE (TV アニメ「灼眼のシャナIII-FINAL-」新ED テーマ)
11.WISH i WISH (2nd シングル CW曲)
12.TRYANGLE
<ALTIMA 1st LIVE TOUR 2014>
・2014年5月17日(土) 名古屋 ELL FITS ALL
・2014年5月18日(日) 大阪 阿倍野 ROCKTOWN
・2014年6月8日(日) 東京 赤坂BLITZ
◆ALTIMA オフィシャルサイト
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