ヤマハの電子ピアノ「クラビノーバ」CLPシリーズがモデルチェンジ、CFX&インペリアル、2つのコンサートグランドピアノ音色を搭載
▲クラビノーバCLP-585PEは黒鏡面艶出しの最上位モデル。
ヤマハは、電子ピアノ「クラビノーバ」の新製品として、「CLP-585PE/585B」「CLP-575PE/575R/575B」」「CLP-545PE/545R/545B/545M/545WA」「CLP-535PE/535R/535B/535M/535WA」の4機種15品番を5月1日より順次発売する。
「クラビノーバ」は、1983年の発売以来、累計100万台以上を国内で販売する家庭用電子ピアノ。現在のラインナップはピアノレッスンを主な用途とした「CLP」シリーズと、多機能型の「CVP」シリーズがあり、今回新モデルが登場したのは「CLP」シリーズだ。
「クラビノーバ」はコンセプトとして、「リアル・グランド・エクスプレッション(Real Grand Expression)」を掲げている。それは、音、鍵盤、ペダルといった要素ひとつひとつの完成度を高め、さらに個々の要素を1台のピアノとして調和させることで生まれる「グランドピアノさながらの表現力」を表している。今回登場のクラビノーバ「CLP」シリーズは、このコンセプト「リアル・グランド・エクスプレッション」を継承、さらに音の響き、鍵盤のタッチ、デザインまで、ピアノらしさを追究し開発されている。
音質面では、ピアノ音を刷新し、88鍵盤すべてを1音ずつ丁寧にサンプリング(録音)した複数のコンサートグランドピアノの音源を搭載する。その一つがヤマハ最高峰のコンサートグランドピアノ「CFX」。力強くきらびやかな音、豊かな低音の響きが特長だ。もう一つは、音楽の都ウィーンで1828年の創業以来、伝統的なピアノづくりを続けているベーゼンドルファー社の「インペリアル」。「ウィンナートーン」と称されるその音は、美しいピアニッシモ、うるおいのある高音の響き、柔らかく深みのある中音・低音の響きが特長だ。
また、「CLP-575/585」ではピアノ効果として「バーチャル・レゾナンス・モデリング(VRM)」を新たに導入。グランドピアノを弾いた時に弦や響板の振動が複雑に影響し合って生まれる共鳴音を再現。鍵盤を押さえるタイミングやペダルを踏むタイミングと深さに応じて、変化に富む多彩な演奏表現ができる。
鍵盤においては、白鍵にむく材を使用した木製の「ナチュラルウッドエックス(NWX)鍵盤」によって、グランドピアノに迫る手ごたえを実現。木材の中でも最良の部分だけを選りすぐったむく材は、反りやゆがみが起こりにくいのが特長(「CLP-545/575/585」に搭載)。さらにCLP全機種に「エスケープメント」を搭載。「CLP-585」には「カウンターウェイト」を採用し、ピアニッシモなど弱く繊細なタッチでの演奏性を高めている。
デザインでは、脚柱など細部までアコースティックピアノらしさを追究。カラーは、ピアノの定番である艶出し仕上げを全機種に、また人気色のダークローズウッド調やマホガニー調に加え、新たに「ホワイトアッシュ調仕上げ」を採用した。
加えて、シンプルな操作パネルで、演奏に集中できるすっきりした空間を実現。ディスプレイにはフルドットLCDを採用し、ボイス(音色)や内蔵ソングのタイトルが日本語などで表示される。
◆CLP-585PE
価格:400,000円(税抜)
発売日:2014年6月1日(日)
◆CLP-585B
価格:350,000円(税抜)
発売日:2014年5月1日(木)
◆CLP-575PE
価格:310,000円(税抜)
発売日:2014年6月1日(日)
◆CLP-575R/575B
価格:280,000円(税抜)
発売日:2014年5月1日(木)
◆CLP-545PE
価格:245,000円(税抜)
発売日:2014年6月1日(日)
◆CLP-545R/545B/545M/545WA
価格:215,000円(税抜)
発売日:2014年5月1日(木)
◆CLP-535PE
価格:195,000円(税抜)
発売日:2014年6月1日(日)
◆CLP-535R/535B/535M/535WA
価格:165,000円(税抜)
発売日:2014年5月1日(木)
※品番末尾のアルファベットはそれぞれの外装仕上げを表し、「PE」は黒鏡面艶出し(CLP-585PE)または黒色艶出し(他モデルの「PE」)を、「R」はニューダークローズウッド調を、「B」はブラックウッド調を、「M」はウォームマホガニー調を、「WA」はホワイトアッシュ調を意味する。
◆クラビノーバシリーズ 製品詳細ページ
◆ヤマハ
◆BARKS 楽器チャンネル
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