新成人にクラシック音楽の魅力を伝える、<第25回 成人の日コンサート2014>開催

ポスト
2014年1月13日(月・成人の日)に、東京・赤坂のサントリーホールにて「第25回 成人の日コンサート2014」が開催される。

▲山根一仁
1990年からスタートしたこの「成人の日コンサート」は、若いアーティストの育成支援、次世代を担う青少年へのクラシック音楽普及を目的として四半世紀近く継続されてきた、成人の日恒例のイベントだ。そして、今回の「第25回 成人の日コンサート2014」は、新成人の枠を超えて広く若い世代の中から選ばれた才能豊かなアーティストが招待され、史上最年少となる15歳で日本音楽コンクールに優勝した高校生ヴァイオリニスト、山根一仁の出演が決定した。山根一仁がミルシテイン作曲の「パガニーニアーナ」を演奏し、後半は、日本の伝統芸能である能から、白獅子と赤獅子が舞う「連獅子」が披露される。

さらに、世界の数々のオペラの中でも上演回数の多い人気演目、プッチーニ作による「蝶々夫人」が、“成人の日コンサートオリジナル”の構成を加えた新たな音楽物語として上演される。新成人を迎える方を含む50組100名が招待されるなど、成人の日に開催されるイベントにふさわしい、多くの人がクラシック音楽に触れる場を今年も提供するコンサートに足を運んでみてはいかがだろうか。

▲「連獅子」
<第25回 成人の日コンサート2014>
2014年1月13日(月・成人の日) 15:00 開演
@サントリーホール(東京都港区赤坂1-13-1 TEL:03-3505-1001)
主催:みずほフィナンシャルグループ/TOKYO FM
制作協力:新日本フィルハーモニ交響楽団
演目内容
テーマ 「Celebration of 25 Years」
第1部 -Part1
ヴァイオリン演奏(ソロ):山根一仁
曲目:ミルシテイン作「パガニーアナ」
▲音楽物語「蝶々夫人」
◆Promising Artistとして迎えるのは、15歳で日本音楽コンクール優勝、躍進を続けるスーパー高校生、山根一仁。20世紀の傑出したヴァイオリニストのひとりでもあるミルシテインの作品を演奏する。無伴奏ヴァイオリンのための「パガニーニアーナ」は、パガニーニの様々なヴァイオリン曲の主題のトランスクリプション(一種の編曲)であるが、そこでは、パガニーニの作品を凌ぐ至難なテクニックがふんだんに活用されている。
第1部 -Part2
演目:「連獅子」~ 能「石橋」より
出演者
白獅子:塩津哲生、赤獅子:狩野了一(※ともに能樂シテ方喜多流) ほか
◆能「石橋」は、能の中でも最も勇壮にして豪華な曲である。今回は、半能として後半部分のみを上演する。獅子は幸運を呼び込む象徴として演じられ、サントリーホールでの躍動感溢れる舞は文句なく美しい。本来、赤獅子が一人で舞うが、今回は特殊演出の「連獅子」で白獅子、赤獅子の親子で舞う、「成人の日コンサート」25周年を飾るにふさわしい演目。
第2部
演目内容
公爵ヤマドリの回想
音楽物語「蝶々夫人」 ~プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」より
構成台本・演出:田尾下哲
キャスト
公爵ヤマドリ・語り手:岡幸二郎(俳優)
蝶々夫人:腰越満美(ソプラノ)
ピンカートン(アメリ海軍士官):田代万里生(テノール)
シャープレス(駐日アメリカ総領事):福島明也(バリトン)
スズキ(蝶々さんの女中):永井和子(メゾ・ソプラノ)
指揮:高関健
演奏:新日本フィルハーモニ交響楽団
◆世界中の数々のオペラ作品でも上演回多い人気演目。日本が舞台ということもあり、日本の音楽(「さくらさくら」「お江戸日本橋」ほか)が随所にちりばめれている。日本人に最も馴染みの深い作品で、第2部のアリア「ある晴れた日に」を始め、心に響く美しい音楽に溢れている。蝶々夫人役のソプラノ歌手は非常に高度な歌唱力と日本の美しい所作を求められ、見応え、聴き応えがあり、ドラマティックな展開も魅力的。


◆みずほフィナンシャルグループ <第25回 成人の日コンサート2014> 案内ページ
この記事をポスト

この記事の関連情報