ヤマハ史上最高位となるカスタムクラリネット限定モデル「YCL-SEVmasterKF」「YCL-SEVmasterAKF」登場

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ヤマハミュージックジャパンは、カスタムクラリネット「YCL-SEVmasterKF」、「YCL-SEVmasterAKF」を11月14日より発売する。

「YCL-SEVmasterKF」、「YCL-SEVmasterAKF」は、ヤマハ史上最高位モデルとなるクラリネット。「YCL-SEVmasterKF」はB♭管、「YCL-SEVmasterAKF」はA管。

市場において高い評価を得ているSEシリーズの最高位モデル「SEVmaster」をベースにさまざまな新規仕様を採用することで、今までのヤマハにはない音色と響きを持つクラリネットに仕上っている。メインターゲット層は、音大生やプロユースを想定。価格は既存のヤマハクラリネットの中でも最も高い価格帯となっており、生産数限定モデルとして発売する。

愛称の“KF”は、ドイツ語で“音色”を意味する「Klangfarbe」の頭文字。「Klang」が「音」、「Farbe」が「色」を意味する。音色を追求した、今までと違う異次元の響きとして“KF”と名づけられている。開発協力は、ヤマハSEシリーズの開発に一貫して参画している藤井一男氏。


▲上段左上より、立ち上がり音孔、ベルとバレル、下管、左手E♭レバー、下段は左手F/Cキイ連絡。
楽器の心臓部でもある、管体とトーンホールの仕様を高めることで、音程の良さはもちろん、低音から高音まで抵抗感、吹奏感の均一な響きを実現しているのが第1の特徴。D/Aトーンホールに立ち上がり音孔を採用することで、音の抜けと音質を向上。新設計のベルの採用で、 響きのスケール感をアップしている。また、これまでのSEVmasterより、やや細めの内径のバレルにより適度な抵抗感と吹奏感で音の密度も高めている。

演奏時のサポートを広げる、熟考されたメカニズムの採用もポイント。これまで以上に奏者が演奏表現に集中できるよう、楽曲により難しい指使いや音程などをサポートする考え抜かれたメカニズムを採用。カスタムクラリネットにオプションで用意していたE♭レバーを標準装備。新形状採用でさらに操作性を向上させている。また、左手F/Cキイ連絡メカニズムを変更。キイ連絡部に調整ネジを採用して、スムースで確実な左手操作を可能にしているほか、人間工学に基づいた新形状の、Aキイ、可動式指掛け、レジスターキイは自然で快適なタッチを実現している。


▲イニシャルプレート(左上)、ピンクゴールドメッキ採用のキーポスト(左下)、ケース&カバー(右)。
最高級モデルに相応しい高級感あふれる外観と仕様も特徴の1つ。ヤマハ史上最も高級モデルとなる「SEVmKF」は、そのレベルにふさわしい風格と品位を持つ楽器へ仕上がっている。まず、高級感あふれ、視認性に富んだイニシャルプレートを採用。音色の「色」の意味でもある「farbe」の頭文字、「F」のレターが、色彩豊かな音色をもつこのモデルのグレード感を表現している。キーポスト、胴輪、サムトーンホール(サムチューブ)には、ピンクゴールドメッキを採用。華やかな外観にとどまることなく、音色の繊細性(キメの細やかさ)を演出する。そして、ケースカバー、ケース外装に希少な本牛革(一枚革)を採用。さらにケースカバーには高級感あふれるエンブレムの型押しが入っている。

◆YCL-SEVmasterKF
価格:787,500円
YCL-SEVmasterAKF
価格:861,000円
発売日:2013年11月14日

◆ヤマハ
◆BARKS 楽器チャンネル
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