【イベントレポート】HIV/AIDS治療支援ベネフィット・コンサート<Hope And Live>、感動の3days
8月26日~28日の3日間、クラブチッタにて、河村隆一、SUGIZO、真矢をはじめ、SIAM SHADE、SOPHIA、黒夢、他総勢30アーティストが一同に集結してのHIV/AIDS治療支援チャリティコンサート<Hope And Live ~ HIV/AIDS治療支援ベネフィット・コンサート2013>が開催された。
◆<Hope And Live ~ HIV/AIDS治療支援ベネフィット・コンサート2013>画像
▲8月26日(月) |
▲8月27日(火) |
▲8月28日(水) |
普通ならば実現不能、まずあり得ないラインナップで開催されたチャリティ・コンサートのハイライト・シーンをそれぞれ振り返ってみたい。
8月26日(月)初日の公演は、本コンサートの主催にあたるJoinLIFE機構、そしてコンサートの実行委員会より開催の挨拶から幕を開けた。本コンサート開催のきっかけとなったHALもこの場に登壇し、「絆」そして「つなぐ」をテーマに発足した同機構の持つメッセージを伝え、本コンサートの開催にあたる真剣な想いを述べた。この日は、我羇道、WING WORKS、THE SOUND BEE HD、LOST ASH、人時(黒夢)、SPECIAL BAND、ZIZ、FOOD、12012といったアーティストが登場。いずれも初日から100%の熱気を感じさせる力強く熱いステージをみせてくれた。
そしてこの日のトリとして、このコンサートのために結成されたと言うスペシャルバンドで、栄喜(SIAM SHADE)、室姫深(DIE IN CRIES)、真矢(LUNA SEA)、HIKO(SPEED-iD)、DIE(hide with Spread Beaver)というレジェンドなラインナップでバンドが登場。オープニングで演奏されたまさかの「1/3の純情な感情」に会場のオーディエンスも生放送を観覧のオーディエンスも熱い声援を飛ばす。続けて「ピンクスパイダー」「ROCKET DIVE」とhide with Spread Beaverの名曲をプレイ。DIEの切ないピアノ弾き語りで演奏された感動の「Frame」そして、LUNA SEAでのライヴさながらの真矢のドラムソロ、LUNA SEAからは「True Blue」「Tonight」を演奏し、大興奮のうちに初日のステージは幕を閉じた。
続く2日目はオープニングに今回のコンサート唯一の女性ユニット想ワレが登場。オートハープとアコースティックギター、ストリングスという個性的な編成で、アコースティックな美しいナンバーを演奏。
3日間の中で最も多くのアーティストが登場する2日目~The Raid.、ONE ELEMENT、tezya with SiNE6、DearLoving、AUTO-MOD、梶永大士&6-six-、NSDP、ザ★メンテナンス、ZIGZOといったラインナップでのステージは初日から引き続きの熱い盛り上がりをみせ、この日のラストにはSUGIZO(LUNA SEA / X JAPAN / JUNO REACTOR)が登場。
DJ/パーカッション/ギターという変則的な編成でのソロ・パフォーマンスは、エレクトロとSUGIZOの流麗なギターソロが完全に融合し渾然一体となった極めて完成度の高い内容で、全60分、完全なインストにも関わらず集まったオーデエィエンスを大いに沸かせた。ラストの曲の前に、SUGIZOはマイクに向かい、静かに、しかしながら熱く、旧友であるHALへの想い、このイベントの持つ主旨への強い賛同の意思、音楽の持つ意味をじっくりとスピーチ。その強い想いあふれるメッセージに会場のオーディエンスも放送を観覧のオーディエンスも真剣に聞き入る。スピーチに続き、ヴァイオリンを構えてのラストは「Synchronicity」静かな、荘厳なエレクトロニクスとヴァイオリンの調べに大感動のまま、2日目のステージは幕を閉じた。
そして最終日。この日ツアー会場からのかけつけにあたるAwakeのステージから、Men's SPIDER BAND美獣、HERE、葵-168-、HALの在籍するSPEED-iDにRIKIJI(OBLIVION DUST)が参戦しての特別ステージ、そしてアコースティック弾き語りでの鈴木晃二のステージに続き、特別ゲストとして加藤充(ザ・スパイダース)のスペシャルバンドが登場。
何と御歳80歳と言う、加藤充のベーシストとしてのステージに、世代を超えて来場のオーディエンスの全てが喝采を送った。加藤充のステージは全後半に別れ、前半ではザ・スパイダースの名曲「バン・バン・バン」他のナンバーを披露、そして「太陽にほえろ」のSEに乗って、このコーナーのナビゲータにあたる女優青木英美が登場。後半のスオペシャルプレイヤー~黒沢博(バニーズ)・ミッキー吉野(ゴダイゴ / ザ・ゴールデン・カップス)、岡忠夫(ザ・カーナビーツ)、沖津久幸(ザ・ジャガーズ)、佐々木秀実(ザ・フェニックス)を紹介。
ザ・カーナビーツの名曲「好きさ好きさ好きさ」、ザ・ジャガーズの「君に会いたい」に続き、加藤充自身からのリクエストと言うミッキー吉野がヴォーカルを取る「青い影」を演奏。そしてリードヴォーカルは黒沢博に代わり、ゴダイゴの名曲「ガンダーラ」と「ブルー・スエード・シューズ~ジョニー・B・グッド」のロックンロールメドレーで幕を閉じた。この日集まった全てのオーディエンスが世代を超えて一体となった感動のステージに、誰もが音楽の持つ無限の可能性を感じたことだろう。
続くステージは、鈴木新(Lizard's Tail/ex-黒夢)のスペシャルバンド。SOPHIAのベーシスト黒柳能生とタッグを組んでの名演にオーディエンスもますまずヒートアップ。続くC4のステージに続き、最終日のラストには河村隆一が登場。先日リリースされたばかりの新曲「七色」の他、「I for You」「I Love You」他、アコースティックでじっくり聞かせる数々の名曲を披露、なりやまないアンコールを受けての「深愛」で、3日間のコンサートは全て幕を閉じた。
ざっとハイライトを追ってみたが、振り返るとつきない名場面の数々が思い起こされる、文字通り夢のコンサートの3日間が終わった。同コンサートは、同じ主旨とメッセージをもって来年度以降も定期開催されるとの事で、続報を待ちたい。HIV/AIDS治療支援~啓蒙というメッセージを持って、本コンサートの主催側より、続けてマラソン大会も開催されるという。これらの情報はオフシャルサイトで発表される予定だ。
<Hope And Live ~ HIV/AIDS治療支援ベネフィット・コンサート2013>
8月26日(月)27日(火)28日(水)
@CLUB CITTA'
出演:河村隆一(LUNA SEA) / SUGIZO(LUNA SEA / X JAPAN)
SPECIAL BAND:真矢(LUNA SEA)・栄喜(SIAM SHADE)・室姫深(DIE IN CRIES)・HIKO(SPEED-iD)・DIE(hide with spread beaver)
SPECIAL BAND:鈴木新(ex 黒夢 / VINYL)・黒柳能生(SOPHIA)・MASATO(defspiral)・DEATH-O
SPECIAL BAND:人時(黒夢)・EURO(SPEED-iD)・AKI(THE ZOLGE)・FUCHI(HATE HONEY)・十字徹(CHU-DOKU)
ZIGZO / 12012 / 鈴木晃二 / ザ☆メンテナンス / ZIZ / C4 / NSDP / FOOD / 梶永大士~6 / 葵-168- / AUTO-MOD / THE SOUND BEE HD / Men's SPIDER BAND 美獣 / tezya with SiNE6 / HERE / DearLoving / LOST ASH / Awake / ONE ELEMENT / The Raid. / 想ワレ / WING WORKS / 我羇道 / SPEED-iD feat RIKIJI(Oblivion Dust) /
特別ゲスト:加藤充(ザ・スパイダース) with HIS FRIENDS:黒沢博(バニーズ)・ミッキー吉野(ゴダイゴ / ザ・ゴールデン・カップス)、岡忠夫(ザ・カーナビーツ)・沖津久幸(ザ・ジャガーズ)・佐々木秀実(ザ・フェニックス)駒野正美、吉岡誠司、Tatsu-G、瀬川真悟、久島勝則
ナビゲーション:青木英美
主催:Hope And Live ~ HIV/AIDS治療支援ベネフィット・コンサート2013実行委員会
運営:クラブチッタ
制作:チッタワークス / Entertainment Consulting
配信:niconico動画
協力:Act Against AIDS AAA運営事務局
株式会社エム・ケイ・ツー
(株)ジャパンウノ
一般社団法人日本ポピュラー音楽協会
一般社団法人日本音楽事業者協会
一般社団法人日本音楽制作者連盟
株式会社スターゲートネットワーク
一般社団法人ヘアメイク協会
後援:厚生労働省
認定:特定非営利活動法人、日本文字文化機構、特定非営利活動法人 Point Green 推進環境会議、一般社団法人ヘアメイク協会
寄付先:独立行政法人国立国際医療研究センター
◆Hope And Liveオフィシャルサイト
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