【インタビュー】ヘイリー、世界中の子供たちへ愛を届けるためにピュアヴォイスで歌い上げた極上の子守歌集をリリース

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7月31日にアルバム『やすらぎのハッシャバイ』をリリースしたヘイリー。これは子供たちへ愛を届けるために、ピュアヴォイスで歌い上げた極上の子守歌集となっている。英国のロイヤル・ベイビーの誕生を祝いたいという気持ちから企画されたこのアルバムは、全世界の子供たちへの愛で満ち溢れている。日本のファン向けに「ゆりかごの歌」「ねむの木の子守歌」そして「明日に架ける橋」がボーナストラックに収録され、心に沁みる内容となっている。そんなヘイリーへの直撃インタビューをお届けしよう。彼女の心に秘められた愛情の深さを感じ取ってほしい。

◆ヘイリー『やすらぎのハッシャバイ』~拡大画像~

■「スリープ・オン」は神様からのご褒美
■このアルバムの中で存在感のある楽曲になっています

──久々の日本はいかがですか?

ヘイリー:すごく楽しんでいます。まだショッピングとかには行けていないけど、知り合いや友人に会ったりしているし、ニュージーランドの家族とも、パソコンで連絡を取り合っていたりするから、とても楽しく毎日を過ごせていて、とてもハッピーです。

──7月30日には、お台場のヴィーナスフォートの教会広場で、今回のアルバム『やすらぎのハッシャバイ』から数曲披露しました。

ヘイリー:とても素晴しい空間でした。ニュージーランドには、あんな素敵なショッピングモールはないから感動しましたし、何よりも、あの場所で、たくさんの人たちに、新しいアルバムの曲を聴いてもらえたことをとても幸せに思いました。「ブラームスの子守歌」と「スリープ・オン」と、日本のみの収録曲となる「明日に架ける橋」の3曲を歌ったんですが、みんなしっかりと受け止めるように大切に聴いてくれていて嬉しかったです。ファンの人たちの顔も見ることができたし、とても幸せな空間でした。

──今回のアルバムは、イギリスのロイヤル・ベイビー、ジョージ王子のために捧げられた「スリープ・オン」を中心に、製作がスタートしたと聞いていますが。

ヘイリー:今回は、まず最初にレコード会社から、“子守歌のアルバムを作らないか?”という提案をいただいたんです。自分自身もとても好きなジャンルでもあったので、とても素敵なアイディアだと思いました。その中で、ロイヤルウェディングの曲を全部作曲されたポール・ミーラーさんが、新しく生まれてくるジョージ王子のために子守歌を作ったということで、持って来てくださったんです。作曲は「ユー・レイズ・ミー・アップ」の作詞でも知られる小説家・作詞家のブレンダン・グラハムさんが書かれたものだったんです。「スリープ・オン」は、楽曲ももちろん素晴しくて、とても心安らぐものだったのですが、私自身が大好きだったブレンダン・グラハムさんの作詞ということもあり、それを自分が歌わせてうただくということは、神様からのご褒美だと感じました。本当に、それくらい素晴しい1曲だと思いますし、このアルバムの中で、とても存在感のある楽曲になっていると思います。

──「スリープ・オン」は、まだ王子がご誕生される前に作られた楽曲だったわけですが、ヘイリーさんは、この楽曲を歌われるとき、どんな想いを込めて歌われたんですか?

ヘイリー:レコーディングは、プロデューサーのホームレコーディングスタジオで行われていたんですが、ちょうどプロデューサーの家に赤ちゃんが生まれたんです! それもあって、現場に常に赤ちゃんが居る状況だったこともあり、それがとてもいいインスピレーションになりました。

──それは偶然でしたね(笑)。

ヘイリー:そうなんです(笑)。とても素敵なエピソードとなりました。

──普段忙しなく生活していると、あまり子守歌って耳にしないんですが、ふと子供の居る空間で子守歌を耳にすると、本当に心から癒されるんですよね。本当に不思議。

ヘイリー:そうですね。不思議な力を持っていますよね。今回のアルバムは、そういうところにも目を向けた作品でもあるんです。今回の『やすらぎのハッシャバイ』は、「スリープ・オン」を中心として、子守歌や自分の好きな曲を集めていったのですが、完全にすべてが子守歌であるわけではないんです。でも、自分が子供の頃から大好きだった、ディズニーの『ダンボ』の曲として知られる「ベイビー・オブ・マイン」や、ミュージカル映画『チキ・チキ・バン・バン』の曲として聴いて大好きになった「ハッシャバイ・マウンテン」などを選びました。いままで、大好きでいつかレコーディングしたいという思いがあった曲たちを、今回念願叶ってレコーディングすることができたんです。子供だけではなく、聴いてくれたすべての方の癒しになるような、そんなアルバムになったらいいなという思いで歌いました。赤ちゃんだけではなく、親子で楽しんでもらうために、ママス&パパスの「ドリーム・ア・リトル・ドリーム」とか、ビリー・ジョエルの「グッドナイト・マイ・エンジェル」も収録しています。

──選曲はご自身で?

ヘイリー:私がだいたい舵を取って決めたのですが、いろんな人に愛してもらえるアルバムにしたいということもあったので、いろんな人たちに意見を聞いたりもしました。会社から帰ってきて、1人で部屋でこのアルバムを聴いてくれたときに、1日の疲れを癒してあげられたらいいなという思いもあり、プロデューサーに相談したところ、同じ意見だったんです。大きな意見の相違もなく、とてもいい環境で選曲を始め、アルバム作りができました。レコーディングも、できるだけ、聴いてくれるその人だけに歌っているように歌いたかったこともあって、マイクに近づいてそっと歌ってみたりしたんです。

──なるほど。楽曲のサウンドに関しては、より安らげるように音色にこだわられたという点もあったんでしょうか?

ヘイリー:そうですね。プロデューサーと同じ意見でもあったので、いろいろと細かく話し合って、サウンドにもこだわりを持って作りました。とても優しい音に仕上がったと思っています。

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