METEOROID、高いハードルを敷いたPremium Single「リトルボーイ」発売
「僕が"原爆"をテーマに歌を書きたいと思ったのが、14歳のときなんです。その頃から僕は学校があまり好きじゃなくて、よく授業をさぼっては、バンド活動に明け暮れているような学生でした。それでも、歴史の授業で戦争のことを習うから、それなりに頭の中へ入ってくるじゃないですか。僕は、「これは一体なんだろう?!」と疑問に思うことが生まれたら、それをいろいろ調べてゆく癖があるんですよ。しかもあの頃から僕は、「ラブソングを歌うことよりも、世の中に対してメッセージしてこそ表現者」という意識を強く持っていた。そういう面からも、広島や長崎に投下された原爆による悲劇もまた、いろんなことに興味を示す一つだったんです。
▲GENKI |
▲マチ |
▲ゆとり |
▲ral |
▲Tomoya |
楽曲の冒頭を飾ったのが、GENKIが敷きつめた背景音の上に、ギターのマチがピック・スクラッチを用いて描き出した、爆弾が投下される音の絵図。感情の揺れに合わせ次々と転調を施したりなど、楽曲の随所にギミックを施し、彼らなりの視点で、あの日の衝撃を音像として具現化。数分間の心に衝撃与えるドラマとして「リトルボーイ」を作りあげた。
METEOROIDにとって、とても意味や意義の深い楽曲として完成したPremium Single「リトルボーイ」。でもこの作品は、ある一定の条件をクリアーしないことには手にすることが出来ない。それが、「METEOROIDのライブに来て、物販スペースで、まずは1個印の付いたスタンプカードをもらいます。そのカードに、ライブへ足を運ぶごと、METEOROIDの物販スペースでスタンプを押してもらいます。そのスタンプが5つたまった人のみがこの「リトルボーイ」を買う権利をもらえ、「リトルボーイ」を1000円で購入することが出来ます」(ral) という条件。本作は枚数限定作品。興味を持った方は、売り切れる前に手にしていただきたい。
なぜ愛すべき楽曲に、この作品を手にするうえで、そんなにも高いハードルを敷いたのか?!GENKIは、「ここまで手にすべき高い壁を設けても、この作品を手にしたい人たちはどれくらいいるんだろうか。その想いを、今回はファンたちへ投げかけてみました」と答えてくれた。なんともSっ気な方法じゃないか。だけど、それくらい5人にとって大切な楽曲だからこそ、幾つもの関門を超えてでも手にしたいと願う人たちのもとへ、この歌を届けたかったのだろう。
現在も、いろんなライブ・イベントへ積極的に出演しているMETEOROID。そんな彼らにとっての大きなイベントとして、METEOROIDのギター陣マチとゆとりの誕生日を祝う"生誕祭"が、9月17日と18日に渋谷REXを舞台に開催になる。
「9月17日、<Domestic Alien Vol.3 -紫の日-【帰って来た!メテオ高等学園!】>と題して行う俺の生誕祭では、みんな学生服を着てやります。お客さんらも同じよう学生服を着て会場に来てもらえたら、一緒に学園祭を楽しんでいけると思います」──マチ
「9月18日は、<Domestic Alien Vol.4 -緑の日->と命名。オープニングアクトとして、俺とマチによるユニット"ゆとマkids"が登場します。METEOROIDのライブでは、-緑の日-と題したように、その日はメンバー全員"ゆとりのメイク"をして登場します!!お客さんらも、ゆとりスタイルで会場に来ると、もっと楽しめると思うからさ」──ゆとり
さらに10月30日には、4thシングルとして、すでにライブでもお馴染み「ドラキュラ」の発売が決定。同日には、高田馬場AREAを舞台に、発売記念イベントの開催も行う。シングル「ドラキュラ」やリリース・イベントの詳細は今後発表になるように、常日頃からMETEOROIDのホームページをチェックしてくれたら幸いだ。
文:長澤智典
CD
2013年8月6日(火) 購入条件付き!完全限定プレミアムシングル「リトルボーイ」
CD収録曲 : 1.リトルボーイ
MET-0000/¥1,000(tax in)
◆METEOROID オフィシャルサイト
◆BARKS ヴィジュアル系&VROCKチャンネル「VARKS」