<a-nation island>倖田來未、E-girls、May J.…初日を彩った歌姫たちの艶やかな競演
2013年8月3日から開幕した<a-nation island>。まずは初日のオフィシャルレポートが届いたので紹介しよう。
夏の一大フェスティバル・a-nationが開幕! 新生a-nation2年目を迎えた今年はさらにパワーアップ。8月3日より9日間にわたって“ファッション”“FOOD”“アトラクション”など様々なエンタメ・アイランドが渋谷に登場、メイン会場の国立代々木競技場第一体育館で行われる“LIVE”は、連日多彩なデイリーテーマのもとにライヴが開催される。
初日の開演前にはオープニング・セレモニーが開催され、幻想的なシャボン玉が風に浮かぶ中、鈴木ちなみ、加賀美レイナ、絵美里、田中美保といったファッションショーに出演するモデルをはじめ、三代目J Soul Brothersの今市隆二&ELLY、D-LITE (from BIGBANG)、倖田來未などLIVEに出演するアーティストが登場。壇密が「a-nationに少しでも貢献できたら」と悩殺ポーズを決めるなど大歓声を呼んだ中、豪華16組のゲストたちがレインボーカーペットを歩いてa-nationの開幕を盛り上げた。
髪をアップでまとめ、ピンクのワンピース姿で現れたJAMOSAは、ヒット曲「何かひとつ feat.JAY’ED&若旦那」をはじめ、8月7日にリリースされるミニアルバム『ZIP』からいち早く「SUMMER TIME」「SHINING」の2曲届けると、「今日は特別なステージなので、アコースティック・セッションをやろうと思います。目をつぶって聴いてください」と、切ないピアノのフレーズが印象的なバラード「ありがとう」で優しく会場を包み込んだ。JAMOSAならではの上質なクラブサウンドとR&B曲で会場を盛り上げた。
ソロ・シンガーが続いた中、登場と同時に歓声が沸き起こった総勢9名からなるAKB48の派生ユニット・DiVA。白を基調とした衣装を身にまとい、「Lost the way」をはじめ、「月の裏側」や「Cry」など一糸乱れぬ統制のとれたダンスと歌で蝶のようにステージを舞うその姿に、観客たちも大きく沸いた。「DiVAのIが小文字なのは、まだまだ私たちが未完成という意味なので、iが大文字に変わるその日まで頑張ろうと思います!」(梅田彩佳)と語る彼女たちの表情は、とてもはつらつとしたものだった。
初のカヴァーアルバム『Summer Ballad Covers』をリリースしたばかりのMay J.のステージは、ストリングスを従えての一青窈のカヴァー曲「ハナミズキ」で幕を開けた。特有のクリスタルボイスで清涼感たっぷりに歌い上げると、「Precious」ではエモーショナルな面も披露。「初めて書いたウェディングソングなの」というMCから披露された「Eternally」は優しく壮大に、「Garden」ではビックウェーブを巻き起こすなど、ヴォーカリストとしての感情の引き出しの多彩さを見せつけた。
時計の針が20時半をまわり、残す歌姫はあとひとり。それを知ってか、どこからともなく“くぅちゃん!”コールが始まると、その声はやがて会場を一体化させ、お祭りムードはやがてピークへ――と次の瞬間、暗転。大歓声の中、胸に大きく“93”と描かれたユニフォームに赤いキャップ姿で現れた倖田來未は、5人のダンサーと共にいきなり激しいダンスを披露! 新曲の「IT THIS TRAP?」から会場をガンガン煽っていく。生バンドでのステージということも手伝い、リアルで骨太な音と彼女のボーイッシュな姿が重ると、まるでロックバンドのステージを見ているかのような迫力だ。さらには「Bling Bling Bling」では自らドラムを叩くパフォーマンスまで披露。ついにはユニフォームを脱ぎ去り、「キューティーハニー」~「Butterfly」のメドレーを水着姿で挑発的に歌い上げるなど、手を緩めることなく会場を刺激し続ける。さらに「Twinkle」で台湾出身のヴォーカリスト・SHOWとのデュエットも実現。ラストの「Poppin’ love cocktail」ではトロッコに乗って熱唱、大歓声を全身に浴びながら笑顔で会場を一周して会場中をピースフルに包み込んだ。
オープニングアクトを務めたLucyとminiという次代の個性もあわせ、全9組がカラフルに染め上げた<a-nation island Departure>は、a-nationの幕開けに相応しい、華々しい豪華絢爛なステージとなった。
(取材・文/柳本 剛)
◆a-nation island&stadium fes. 2013
この記事の関連情報
Crystal Kay、デビュー25周年第2弾「Love Myself」配信リリース決定
倖田來未、25周年に向けたベストシングルツアーファイナル「私の音楽が背中を押せる存在でありたい」
4年ぶり<a-nation>開催。浜崎あゆみ、東方神起ら19アーティストが8時間の競演
<a-nation 2024>にWEST. 初出演。 全ラインナップを発表
倖田來未 × 小室哲哉、サマーチューン「Jump to the Breeze」リリース
Crystal Kay、本日デビュー25周年。12月にアニバーサリーライブ開催決定
<a-nation 2024>出演者発表。浜崎あゆみ、MAZZEL、NiziUら9アーティスト
倖田來未、ベストシングルツアー開幕
倖田來未、2年ぶりフルアルバム『UNICORN』発売。今週末からベストシングルツアー